出力結果をエクスポートする

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出力結果をエクスポートする

SPSSの出力は[ビューア]ウィンドゥに表示される。[ビューア]ウィンドゥは、統計手続を実行するなど何らか出力された場合に自動的に生成される。出力先となっているアクティブな[ビューア]ウィンドゥの[タイトルバー]に黄緑色の十字が表示される。[ビューア]ウィンドゥは左右のフレーム構造をとっており、左側のフレームはアウトラインで、右側のフレームは出力の詳細である。

 [ビューア]ウィンドゥは、16版ならば*.spv、15版以前ならば*.spoという拡張子で保存することができるが、16版の*.spvは15版以前のSPSSでは読み込むことができず、さらに、これらの[ビューア]ウィンドゥはSPSS以外のソフトで読み込むことができない=互換性が無い!!したがって、SPSSの出力結果は、htmlなどの互換性が高い書式でエクスポートする必要がある。出力結果のエクスポートは、16版(以降)と15版以前とではかなり方法などが異なる。

  1. (出力結果のすべてをエクスポートすることができるが、)エクスポートする出力ウィンドゥをアクティブにし、エクスポートする出力結果を選択する。図1では、クロス集計表の出力結果例で用いたクロス集計表とカイ2乗検定を選択している。


    図1 エクスポートする出力結果の選択

  2. [ファイル]のドロップダウン・リストから[エクスポート]を選択する。
  3. ※16.0版では、METAエレメントのキャラクター・コード指定が(charset=Shift_JISではなく)charset=utf-8となっており、2バイト文字(≒漢字)のフォント指定がSTYLE="font-family: sans-serif"となっている。

    16版15版以前
    図2 エクスポートの選択

  4. 16版(以降)
    1. [エクスポートするオブジェクト]チェックボックスで、すでにエクスポートする出力結果を選択しているならば、「選択のみ」をチェックする。
    2. [ドキュメント]の[型]で、エクスポートする書式を選択する。 16版からWORD文書などが選択できるようになった。
    3. [ファイル名]テキスト・ボックスで、まず、エクスポートするフォルダを選択し、つぎにファイル名を入力する。必要に応じて[参照]ボタンを利用するが、[参照]ボタンを利用した場合には、フォルダを選択し、つぎにファイル名を入力したあとで[保存]ボタンをクリックして(実質的には)[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックスに戻る。[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックスに戻ってから[OK]ボタンをクリックすることによって、エクスポートが完了する。


      図3 16版(以降)での[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックス

  5. 15版以前の場合は、[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックスで、まず、エクスポートするフォルダを選択し、つぎにファイル名を入力する
    [ファイルの種類]はデフォルトの「HTML file」のままにしていくこと


    図4 15版以前での[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックス

Copyright: text 2001-8 by Michio Ogiso, graphics 1999-2007 SPSS Japan

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