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 皆さん、ご入学おめでとうございます。國學院大学経済学部のスタッフ一同(専任教員30数名、非常勤の形で授業だけを担当していただいている兼任教員が同じく約30名、学部資料室員3名)皆さんのご入学を心から歓迎申し上げます。

 國學院大学経済学部は、経営学科という新しい学科を立ち上げ、昼夜開講制から昼間だけの学部に改組して3年が経過しました。経営学科の第一期生はこの2007年度から3年生に進級します。既存の経済学科と経済ネットワーキング学科と合わせて3学科体制となり、以前にも増して充実した教育内容を整えることができたと思っています。

 改めて本学経済学部の特徴を述べると、第一に、経済学部と名づけていますが、3学科体制の下で学科の垣根を低くし、通常の経済学部が対象とする分野から少し離れた経営学系や商学系、さらには環境と開発、福祉と地域や情報などの諸分野の勉強もコンパクトに学べることです。

 第二に、幅広くといっても、基本となる経済学の基礎的な考え方や知識については1・2年生のうちに徹底的に学んでもらうやり方を採っていることです。一例を挙げますと、「日本の経済」という1年次に学部必修科目として学んでもらう授業があります。この授業は日本経済に関する時々の話題の解説を目的としているわけではなく、現代の日本経済に起きている事例を手がかりとして経済学

に関する基礎的・理論的考え方を身につけてもらうことを教育目標にしています。履修者の人数を少しでも抑えるため専任教員数人で担当し、教える内容・方法なども相互に話し合い、工夫しながら授業に取り組んでいます。

 第三は、大学の外で経済活動の現場を見る、実際に現場で経済活動を担っている方々からお話を聞くことを通じて、学生諸君が自分で問題意識を持ち、課題を発見し、調査して発表する、という実践的・演習的授業を増やしています。「フィールドスタディ」などはその一例です。この授業の中では夏休みにタイへ出かけ、そこで開発と環境などのテーマを学ぶことも行われます。

 第四は、まだまだ不十分ですが、出来るだけ少人数教育のための体制づくりを進めている点です。前に述べた「日本の経済」もそうですが「基礎演習」という1年前期に開講される必修科目では、今年度から専任教員全員が担当し、1クラスを20名強に絞り、大学での学びのあり方や経済に関する入門的な事柄について教員と皆さんが双方向で会話しながら授業が行える体制を用意しました。

 私たち教員一同は、皆さんに出来るだけ満足してもらえる授業を提供していくことに取り組みます。ただ、教育は教員だけが努力すれば良い結果が得られるわけではありません。正直に言って意欲のない学生に教えるほど難しいことはないのです。教員の努力と学生の皆さんの意欲とが相まって授業の満足度は向上します。皆さんが明確な目的意識・意欲・姿勢を持って、4年間この経済学部で学ばれることを期待しています。