【専任教員の紹介の目次】

はしもと しゅういち

橋元 秀一

ます。「地域社会問題入門」では、日常生活する地域が現在どのような問題に直面しているかを学びます。「日本経済T」では、いかにして戦後日本が急速に発展して経済大国になったのか、その条件を分析し、「日本経済U」では、今日の経済社会が直面する問題を明らかにしつつ、政府等の解決策を批判的に検討します。「フィールドスタディ」では、自ら調査者として実際に特定の地域(平成19年度は鹿児島及び屋久島)に出かけ、直面している問題を分析し報告書を作成する調査実習を1年間かけて行います。

 大切なのは、なぜ? どうして?
 わからないことがあれば「なぜ?」「どうして?」を連発してください。自分の関心や疑問にこだわれば、その中から問題を発見し解決する力が生まれ、「自分らしさ」が見えてくるでしょう。

「僕たちは高度成長も冷戦体制も知らない。バブルの発生前後に生まれた。当時の人々がその状況下でどのように生き、国はどんな政策を取ったのか? 諸外国の動きは? この授業では地上で動き回る人々の動きを、上空から見下ろす鳥のような視点で学び、自分の飛び立つ旅の助けとする、渡り鳥が目安にするという星のような授業です。」
(『日本経済T』)

 日本はどんな国になるんだろうか?
 日本の経済社会は大きな変化の中にあります。その変化は経済発展を遂げた日本が否応なく迎えているもの。国際的な垣根が低くなり、関係が深まる等グローバル化と呼ばれる動き、ICT技術の進化による情報社会の到来、そして国内では、人々の価値観の変容・多様化と少子高齢社会の本格化など、これまでの常識や経験が通用しない新たな問題が生じています。だからこそ基本的な知識をしっかりと身につけ、何が問題か、どのように対処すべきかといったことを、自ら考え判断できる力、解決策や対処法を構想する力を鍛えることが決定的に大切です。

 過去と現在を学び、未来を構想しよう!
 私が担当する科目群は生活・労働・地域から見た日本経済の有り様を過去と現在において分析し、直面する問題を自ら調査しつつ解決策を構想していく能力を身につけていくことをねらいとしてい