【専任教員の紹介の目次】

ほんだ かずなり

本田 一成

 思いがけずボーナスが多かったら? 先輩にもっと大人になれと言われれたら...どのように行動しますか。
 私は、講義科目では企業で働く従業員が直面する様々な問題を中心に据えて、「組織行動」や「企業問題入門」を教えています。3・4年生が一緒になって参加する演習ではそうした組織行動に関する最新の情報を追い、卒論を指導します。あわせてアジアにおける日系企業に対する調査実習を行う「企業調査研究」も担当しており、人の問題に限らず、マーケティングや経営戦略にも着目します。
 経営学=社長の学問と即断するのではなく、働く側の立場から経営学を学ぶのだと思って下さい。大切なことは、企業とは得体の知れない冷徹な物ではなく、人間によって構成されていることを見据えて、上下関係の双方から考えることが必要だということです。

 「この授業は海外の日系企業の社長らにインタビューを行う実習授業です.夏休みに上海・ソウル・台北などへ出かけます。授業では質問項目を作り、調査結果をもとに分析した論文を作成して発表します。講義形式では経験できないことや、企業の方と会って話し合うことで自信もつき、就職活動にも役だったと思います。」
(『企業調査研究』)

 私は、経営学が扱う領域のうち、主に人間の問題を研究しています。2人以上の人間がいて何かの目標に向かって行動する場合、それを組織と呼びます。もちろん、企業が組織の典型例です。このため、アメリカで誕生した伝統的な経営理論は、人間研究といってもよいでしょう。  人間は企業組織の中で、様々な行動をとり、様々な経験をします。いったいどんな経験をするのでしょう。毎月の給料は上がって行くのでしょうか。係長、課長、部長と段々出世するのでしょうか。残業は増えるのでしょうか。結婚したら? 子供ができたら? 海外勤務を命じられたら? 転職したくなったら? 業績を上げているのに評価が低かったら? 同僚が過労死したら? 同僚から突然セクハラ呼ばわりされたら? 部下に無能だと言われたら? 労働組合の役員になれと言われたら?