すがい ますろう 菅井 益郎 |
は、社会的不平等や差別を作り出し、労働争議や小作争議の原因になるとともに、足尾鉱毒事件や水俣病に代表される深刻な公害・環境問題を発生させた。またそれは、商品市場と資源を求めて、日本がアジア諸国を侵略すする要因ともなったのである。
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19世紀末から20世紀初頭の欧米先進国では、化学染料や薬品の製造、内燃機関を用いた自動車の生産、電力の利用などがスタートするが、その頃日本では繊維産業を中心に急速な経済発展を遂げ、資本主義が成立する。工業化のための外資は、主として生糸の輸出によって獲得したが、明治期は銅・石炭なども重要な輸出品であった。 |