母校経済学部(経済学会)は、平成18年度懸賞論文を募集、平成19年1月10日に締め切りました。応募総数は昨年の44本を大幅に上回る62本でした。厳正な審査の結果、優秀賞4本、奨励賞2本、佳作15本が決定しました。なお、最優秀賞、青木賞(29歳で夭折された母校経済学部専任教員の青木正紀氏のご遺族からの寄付金を基に設けられた賞)の該当論文はありませんでした。
その表彰式は、2月2日午後4時30分から、母校渋谷キャンパス若木タワー5階0507教室で行われ、一昨年度からこの企画に協賛している本会からは、池田將弘会長(昭35卒・68期政)、加藤元茂副会長(昭47卒・80期経)が出席、優秀賞の受賞者に「院友経済会賞」
として賞状と賞金を贈りました(写真
)。
なお、各賞受賞者と論文名は次のとおりです(敬称略)。
◎優秀賞▽今井宏樹(経ネ4)「日本はなぜ朝鮮を植民地支配したのか―在日朝鮮人との出会いから―」▽神橋秀典(経4)「アダム・スミスにおける労働価値概念の展開」▽小林康人(経4)「ドラッグストア、成長の軌跡」▽高橋郁江(経ネ4)「高齢社会におけるリバース・モーゲージの重要性〜日本での本格的普及に向けた課題〜」
◎奨励賞▽大門真純(経ネ4)「成人用紙おむつ業界の展開と展望について」▽三田慎也(経4)「警備保障会社の財務分析
―セコムの強さはどこにあるのか―」
◎佳作▽伊東智史(経ネ4)「ウォルマートが西友に与えた影響と小売業界の現状」▽大多和克昭(経3)「日系レストラン企業の台湾における適応の可能性」▽大塚梓(経4)「武器貿易がもたらす発展途上国の諸問題」▽熊倉万利子(経ネ3)「日本の小売企業ブランドは台湾に浸透していくのか?」▽斉田珠希(経ネ4)「変わりゆくタイ社会―タイ社会における働き方の変容と社会意識―」▽西藤康史(経ネ4)「不動産投資信託(J‐REIT)投資法人の分析とJ‐REIT市場の問題点」▽鈴木裕之(経3)「海外におけるフードサービス経営の品質の重要性―定食屋チェーンC社の事例分析―」▽鈴木智也(経ネ4)・高畑啓輔(経4)・塚越友弘(経4)「鎮守の森CO2吸収調査報告書 東京23区鎮守の森における数年間にわたる炭素吸収量の計測とその考察」▽星野裕紀(経ネ4)「孤独死を防げ〜独居老人への福祉サービス〜ひとり暮らしの高齢者が安心して暮らせる社会とは」▽細田哲史(経ネ3)「日本最大級定食チェーンの台北市場への挑戦」▽増田裕子(経ネ4)「日本人と農薬〜日本の農薬の歴史から、慣行農家と有機農家の共存の道を探る〜」▽松本信司(経3)「日系小売企業の台湾進出に関する成功例の研究」▽水口輝美(経4)「成長著しいペット産業の光と影―動物の命を軽んじている日本―」▽森谷裕子(経ネ4)「日本における難民支援」▽山口尚人(経ネ4)「日本におけるジェネリック医薬品の普及への課題」
本会機関誌『院友経済』平成19年号(No58)には、関連記事が掲載される予定です。 |