靖国の絵巻

巻別閲覧画家別索引

飯塚羚児

いいづか れいじ
明治37(1904)-平成16(2004)
 挿絵画家。海洋画家。現在の神奈川県横浜市中区に生まれる。二人の叔父、南画家の岸浪柳渓や仏画家の岸浪松濤に師事し、また海洋画に関しては洋画家の東城鉦太郎に師事した。21歳より東南アジア、ヨーロッパ各地を歴訪し、海洋画の研究に没頭する。
 昭和5年(1930)、雑誌の挿絵執筆を始める。講談社の『少年倶楽部』『幼年倶楽部』や誠文堂の科学雑誌に帆船画、艦船画、航空画の挿絵を描き、昭和10年代、強い人気を得る。海軍省の仕事をしていたが、戦時中は職を辞して、灯台職員の慰問や物資の調達や配給の仕事を行っていた。
 戦後、昭和30年(1955)、51歳で挿絵画家を辞め、油彩海洋画家へ転身する。晩年には海事・海軍関係の慰霊活動もしている。平成6年(1994)に制作した戦艦大和の絵画は、没後の平成18年に靖国神社遊就館に奉納された。

◇参考文献

飯塚羚児刊行委員会編 2007『怪物画人「飯塚羚児」』大和花の画房

◇美術館

飯塚羚児資料室(神奈川県大和市)

『靖国の絵巻』作品リスト

「慰霊と追悼」 國學院大學 研究開発推進機構 研究開発推進センター