田中静壱
たなか しずいち
明治20(1887)-昭和20(1945)
陸軍軍人。現在の兵庫県龍野市に生まれる。明治40年、陸軍士官学校を卒業して、歩兵少尉となる。大正5年、陸軍大学校を卒業。イギリス駐在武官、アメリカ駐在武官などを経て、昭和10年に少将に昇進し、第五旅団長となる。憲兵司令官、関東憲兵隊司令官などを務め、昭和13年に中将となる。翌年、第13師団長。昭和16年、東部軍司令官。昭和17年、第14軍方面司令官となるフィリピン方面に赴く。昭和18年、帰国して大将となる。昭和20年、第12方面軍司令官兼東部軍管区司令官となり本土防衛にあたる。終戦直後のクーデター事件を鎮圧後に自決した。
◇参考文献
原剛・安岡昭男 2003『日本陸海軍事典 コンパクト版 下』新人物往来社
『靖国の絵巻』作品リスト