おはらいの文化史 14 『中臣祓深秘』なかとみのはらえじんぴ


ホーム » 資料解説 » 14 『中臣祓深秘』


『中臣祓深秘』


解説

 祐海なる僧侶が天文年間(1532~54)に書写したもので、伊勢神宮周辺で相伝された「中臣祓」[1]、弘法大師(空海)作とする祓詞、「大中臣祭文」より構成される。本資料は、戦前に吉田家所蔵本を書写したもので、原本は現在、天理大学附属天理図書館が所蔵する。

  1. ここでも、『中臣祓注抄』と同様に五帝龍王、十二月将を勧請している。現在、東大寺修二会で行われる「大中臣祓」でも、中臣祓に先立って、これらの神々が勧請される。

このページの冒頭へ


Copyright© Research Center for Traditional Culture, Kokugakuin University 2010-2011 All Rights Reserved.

お問い合わせ