おはらいの文化史 15 宮地直一みやじなおかず『二月堂練行に関する調書』にがつどうれんぎょうにかんするちょうしょ


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『二月堂練行に関する調書』


解説

 宮地直一みやじなおかず(明治19~昭和24(1886~1949)年)が、東大寺修二会しゅにえ[1]のうち、主に神道・神祇にかかわる部分の調査記録をまとめたもの[2]。東大寺修二会は、毎年3月に奈良県奈良市の東大寺で行われる。同法会では、「大中臣祓」[3]「中臣祓」といった僧侶による祓が、現在でも行われている。

  1. 東大寺修二会は、毎年3月1日から14日まで、東大寺二月堂で、本行が行われる。通称は「お水取り」。
  2. 東大寺修二会では、「大中臣祓」「中臣祓」のほか、全国の神々を勧請する「神名帳」といった行事が行われる。
  3. 毎年2月末日に行われる。この行事では、中臣祓の前に、五帝龍王や十二月将を勧請する作法が行われる。

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