おはらいの文化史 16 『守晨・御祓本』もりあさ・おはらえぼん


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『守晨・御祓本』


解説

 原本は、荒木田守晨あらきだもりあさ(文正元~永正13(1466~1516)年)の書写。内容は、伊勢流祓の次第を記した「八足次第」「祓勤仕次第」[1]、同流の祓詞ほか、両部神道書の『両宮形文深釈』りょうぐうぎょうもんしんしゃくより構成される。特に「八足次第」「祓勤仕次第」は、度会常昌わたらいつねよし(弘長3~延元4(1263~1339)年)が書きおいたものであるとし、鎌倉時代の祓の作法をうかがわせる。

  1. 祓の際に用意すべき祓具、祓の行い方を記す。祓具(20)参照。

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