活 動


 
学術調査

 考古学資料館では、國學院大學の伝統、大場磐雄博士によって大成された神道考古学を継承すべく全国に分布す祭祀遺跡を中心とした独自の学術調査を実施しており、これまで多くの学術的成果をあげている。昭和60年岩手県大迫町小田遺跡・昭和61年 石川県白峰村白山山頂遺跡・昭和63年東京都式根島帆縫原遺跡・平成元年山形県長井市河井山遺跡群・平成5年 山形県長井市壇場遺跡・平成6年北海道根室市弁天島遺跡・平成7年東京都大島町和泉浜C遺跡・平成8年富山県立山町尖山祭祀遺跡・平成10年・福井県三国町雄島祭祀遺跡・平成11年広島県福山市新市町吉備津神社境内祭祀遺跡。

和泉浜C遺跡の調査(平成7年)伊豆大島
7世紀後半の国家的規模の祭祀遺跡で、おびただし い数の須恵器や土師器、玉類、金銀製品、鉄製武具などが検出された。

雄島祭祀遺跡の調査(平成10年)
東尋坊にほど近い雄島大湊神社(宮司松村忠祀氏)の奥宮拝殿前からは古代末期から中世に遡る多数の土器を検出した。

吉備津神社境内祭祀遺跡(輪蔵遺跡)の調査(平成11年)
備後一宮の吉備津神社境内の一隅に所在する集石遺構。室町時代の古絵図に記載されている「経塚」の位置と合致する。           


 
研究成果の発表 

 考古学資料館紀要(第1輯〜第19輯)・収蔵資料図録(I・II)・要覧(下曽我遺跡出土遺物・蔵骨器・陶磁器・関東の古墳時代文化・祭祀遺物・野口義麿氏寄贈資料・外国資料・古瓦・小野良弘氏寄贈資料・椛島隆氏寄贈資料・徳富蘇峰旧蔵資料など)の発行。

 紀要には、國學院大學卒業生の各時代にわたる論文が掲載されている。

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