長野県須坂市石小屋洞窟出土 縄文時代草創期  

口縁部は水平、底部から緩やかに開いた深鉢である。口唇部から頸部にかけて2本の比較的太い粘土紐を貼付け、細い棒状工具によって左傾する強い押し潰しが密に施される。さらにその直下には4条の微隆起線が8〜10mmを前後する間隔で巡らされる。胎土には輝ウンモが多量に混入されている。