「馬一虹さんを救う会」
からのご報告と 三たびのお願い
 

馬一虹さんの略歴 1996年4月: 國學院大學大学院に入学。鈴木靖民教授に師事。

2000年3月: 同大学において博士号(歴史学)の学位を取得して修了。

専攻: 古代東アジアの対外関係史の研究

現在: 中国社会科学院歴史研究所 副研究員。

   
今までの経過  馬さんは、2007年4月に國學院大學の短期招聘研究員として来日した際、肺炎で倒れられ、多発性悪性骨髄腫という大変重い病気に冒されていることが判明し てから1年が経ちました。

  馬一虹さんは現在も、北京市同仁病院で闘病生活を続けておりますが、 5月半ばの時点で、抗ガン剤による化学療法は13クールを終えました。この間、幾度となく生命の危機に見舞われましたが、そのたびごとに奇跡的に持ち直され、胸椎を手術後には短時間の院内歩行ができるほどの回復をみせ、現在は心臓・腎臓・血圧も安定しておられます。

 また骨髄腫の濃度は約10%にまで抑えられ、より一層身体状況が改善されれば、骨髄移植も夢ではないという希望も湧いてきました。馬さん本人からは、「日本の多くの皆さま方のご支援がなければ、今日の私はおりません」という、深甚の謝意が伝えられております。

 この間、私どもによる治療費支援の呼びかけに対し、国学院大学の教職員・学生・卒業生をはじめとして、全国の歴史研究者、市民、日本在住の中国人留学生の皆さまなどから多大なご寄付を賜りました。ご支援いただいた方々に厚くお礼申し上げますとともに、馬さんの近況をご報告し、あらためて引き続いてのご支援をお願いいたします。

 
  ☆ ☆ ご報告と、更なるご協力への御願い ☆ ☆

 皆さまからお寄せいただいた善意は、これまでに合わせて約420万円に達し、馬さん宛に随時送金してまいりました。しかしながら、中国では治療に効果的な輸入薬の入手はむずかしく、仮に入手できたとしても高価であり、それらすべてを自弁するのはきわめて困難です。
 1クールにつき50,000元(約80万円)必要となります。よって相変わらず、化学療法の治療費の多くは、日本からの支援に頼らざるを得ないのが実状です。私ども「馬一虹さんを救う会」では、今後も馬さんを救うための募金活動を続けてまいりますので、皆さまからのさらなるご支援・ご協力をお願い申し上げる次第です。馬一虹さんが再起され、日本と中国の学術交流のために活躍されるときが必ずくることを確信しつつ、何とぞよろしくお願いいたします。

 

【馬一虹さんを救う会への募金方法】

郵便振替口座番号:00170-5-594748        
口座加入者:馬一虹さんを救う会
 

 

 
2008年5月14日 馬一虹さんを救う会

発起人:鈴木 靖民(代表)  
石見 清裕  金子 修一  気賀澤保規
小嶋 芳孝  早乙女雅博   酒寄 雅志
佐藤 長門  田中 史生  田村 晃一
村田 忠禧  吉田 恵二  李 成市
連絡先:〒150−8440東京都渋谷区東4-10-28
國學院大學文学部史学科 
鈴木靖民研究室/史学科資料室
TEL 03-5466-0233/5466-0246
FAX 03-5466-0246

 

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