大久保先生のメッセージ
敬語は、古代から現代にいたるまで、いつでも、社会生活を営むうえでの「わきまえ」として運用されています。だから、敬語を用いない場合を含めて、敬語の用い方を探るということは、その時代その社会での、人々の生活上の規範を探るとともに、個々人の生きる姿勢を視る、ということにもなります。人間としての息遣いが聞こえてくるのです。