哲学・倫理学コース紹介
美学・芸術学コース紹介

文学部ガイドブックの履修科目参照
シラバス参照


◆哲学・倫理学コース◆


   古代ギリシア以来、批判的に吟味されつつ継承・展開されてきた哲学の精神を、現代に生きる者として、どのように批判し、理解し、そして受容するかをまず学ぶ。

 哲学概論、哲学史というもっとも基本的な学説の講義をはじめとして、倫理学、論理学、宗教哲学、科学哲学、言語論、インド思想史、日本思想史、そして現代哲学など、多岐にわたる哲学的知識を探るとともに、特殊講義においては具体的なテーマ、あるいは哲学者・思想家に焦点を絞りながら問題を掘り下げる。

 ギリシア語、ラテン語、サンスクリット語といった古典語(初級・中級)の授業が開講されているのも大きな特色である。

 また自発的・創造的な知的訓練の場として、基礎演習、演習の授業が置かれている。それらは学生各自の哲学的思索を真理へといざなうものであり、その集大成が卒業論文である。
 
 
◆美学・芸術学コース◆
     
 

 美学は、西洋哲学の一分科として成立したが、諸芸術の動向の理論的・史的考察との関連において独自の展開を見てきた。この美学と具体的な諸芸術ジャンルの理論的考察としての芸術学とを視野に収めるためのコースである。

 たまプラーザキャンパスにおける開講科目として、芸術学,西洋美術史,日本美術史,東洋美術史の四つがある。芸術における基礎的知識、理論的アプローチの方法など、おおよそのところを理解するのが目的である。

 渋谷キャンパスの開講科目としては美学,美学特殊講義TUV,美学演習TUVWの計八つが置かれている。美学特殊講義は、西洋美術史、音楽史、映像論など諸芸術ジャンルに関わる講義であり、美学演習は純粋に美学理論的なものから個別芸術学的なものまで、特定のテーマを徹底的に掘り下げるための時間である。各自の知的興味の集大成が卒業論文であることはいうまでもない。