回天神社・回天館かいてんじんじゃ・かいてんかん

設立:1959(昭和34)年
建築面積:116.64㎡
収蔵点数:——
開館日:月曜日・金曜日以外
開館時間:——
入館料:無料

設立経緯

 安政の大獄、桜田門外の変、元治甲子の変など、国のために殉じた1,785名の士民の霊を慰めるとともに、後世へ伝えるため昭和8年忠霊塔が建立され、昭和44年には、明治維新百年を記念し、この志士達を祭神として回天神社が創建された。
 建物は天狗党の志士が降伏後に押し込められた鰊倉の1棟で、敦賀市より譲り受け、当初は常盤神社境内に移築され一般公開をしていたが、老朽化による取壊しを憂いた水戸市民有志が平成元年2月、「回天館移築保存会」を設立。浄財を募り、水戸市当局の補助を得て、平成11年に志士を祀る回天神社内に移築完成した。館は保存会によって管理され、幕末水戸藩における尊王攘夷運動に殉難した志士の遺品、天狗党関係資料等を収集・展示、その偉業を顕彰して水戸の歴史について理解を深めることを目標としている。名称の由来となった「回天」とは、混乱、衰微した時勢や国勢を正しい状態に盛り返すことを意味し、藤田東湖『回天史誌』の書名にも見られる。

所蔵品と展示の概要

 天狗党決起までに至る年表、水戸藩と天狗党の関係を示す年表、決起後の行程を表す「天狗党行軍経路略図」で概略を解説。「信州和田嶺合戦図」「天狗党浪士寄書」(複写)のほか、武田耕雲斎、関鉄之介、蓮田一五郎ら殉難志士の肖像・遺品や、桜田門外の変関係資料、扉・板壁には牢居していた水戸殉難志士の血書による絶筆も散見される。回天館正面には志士の墓が整然と並んでいる。

刊行物

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アクセス

 住所:〒310-0052 水戸市松本町13-33
 電話番号:029-226-9028
 URL:——


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