靖国神社・遊就館やすくにじんじゃ・ゆうしゅうかん

設立:1882(明治15)年
建築面積:11,200㎡(鉄筋)
収蔵点数:約100,000点
開館日:原則無休
開館時間:9:00~17:30(4月~9月)
     9:00~17:00(10月~3月)
入館料:大人800円・大学生500円・中高生300円
    小学生100円
その他:(財)日本博物館協会加盟
    車いす常備・介助犬入場可
    身障者用エレベーター、トイレ、スロープ完備

設立経緯

 遊就館は明治10年の西南戦争終了頃に設立構想が持ち上がり、陸軍卿山県有朋を中心として設立準備が進められ、「御祭神の遺徳を尊び、また古来の武具などを展示する」施設として明治15年に開館された。開館後も幾多の増改築・別棟新築等の展示スペースの拡充を行っている。
 現在の建物は、関東大震災の際に設立時の建物が大破してしまったため、建築家の伊東忠太博士を顧問に迎えて再建のための新築工事を行い、昭和7年に再開館されたものである。 
 戦後は本社社屋を占領軍に接収された富国生命に貸し出しており、休館状態にあったが、昭和55年になり再開館の準備が進められ、昭和61年にほぼ40年ぶりに再開された。
 平成14年には館内を全面改装し、先進的な博物館としてリニューアルオープンしている。

所蔵品と展示の概要

 広大な展示スペースに膨大な資料を展示しており、見学所要時間は1時間半から2時間程度を要する。展示ゾーンは、「①東京招魂社・靖國神社の創立過程」、「②日清・日露戦争と支那事変」、「③大東亜戦争」、「④御英霊」に関する展示と大きく4つに分かれており、展示室は大小併せて20室余りに及ぶ。大展示室には「零式艦上戦闘機」、人間魚雷「回天」、ロケット特攻機「桜花」、艦上爆撃機「彗星」などの戦後に蒐集された大型戦史資料を一堂に展示している。全館を通して非常に高い技術を駆使した展示であり、祭神の遺品を縁にその事蹟を伝え、見学者に慰霊と顕彰の念を涵養させることを主目的とした展示となっている。

刊行物

 リーフレットなど(ミュージアムショップに関連書籍多数)

アクセス

 住所:〒102-8246 千代田区九段北3-1-1
 電話番号:03-3261-8326
 URL:http://www.yasukuni.jp/~yusyukan/


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