八菅神社・宝物館はすげじんじゃ・ほうもつでん

設立:1975(昭和50)年3月
建築面積:約60㎡(鉄筋建築・平屋建て)
収蔵点数:約300点
開館日:正月三ヶ日・3月28日以外は事前予約制
開館時間:——
入館料:大人100円、小人50円
その他:写真撮影可

設立経緯

 八菅神社は丹沢山塊の東端に位置する独立丘陵で海抜240mを計り、中津川に面する。明治維新政府の神仏分離令以前は、50余りの院・坊が存在した、修験の霊場であった。経塚が多数造営され、その一部は現在でも裏山に遺存している。
 昭和47年に神奈川県教育委員会による調査がなされ、多数の経塚遺物が検出された。これらの遺物の保存と従来からの伝世資料を保存・公開すべく昭和50年に設立された。

所蔵品と展示の概要

 代表的所蔵資料として役行者御霊判、法鉢、錫杖、自筆尊影、足利持氏御加判勧進帳、弘法大師筆大般若経、一遍上人筆板名号、海老名李貞守本尊正観音、白河法王紺地金泥納経、北条時頼入道作六地蔵尊、鰐口天文年間の作、役小角像賓頭盧尊像、古刀(百足丸)永和四年備前長船義清作、八菅山経塚群出土の和鏡、刀子、経筒外容器がある。中でも愛川町郷土資料館に保管展示されている、外容器内部より出土した木製の愛染明王合子形持仏は特異な資料である。
 展示は、所謂収蔵展示で大型資料は露出展示、小型の資料はケース内展示としている。収蔵庫型展示施設である。

刊行物

 リーフレット(『八菅山の栞』愛川町教育委員会)

アクセス

 住所:〒243-0305 愛川郡愛川町八菅山141-3
 電話番号:046-286-5484
 URL:——


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