三之宮比々多神社・三之宮郷土博物館さんのみやひびたじんじゃ・さんのみやきょうどはくぶつかん

設立:1953(昭和28)年
建築面積:——(木造建築・地上1階建て)
収蔵点数:——
開館日:原則無休
   (年末年始・4月22日・節分除く)
開館時間:——
入館料:大人200円・小人100円

設立経緯

 三之宮比々多神社周辺に、縄文時代や古墳時代の多数の遺跡が存在することが早くから知られており、伝来の社宝や散逸の恐れがあったこうした周辺遺跡出土考古資料の収集保存と公開を目的として、郷土史に造詣の深い前宮司の永井参次氏により1953(昭和28)年に宝物殿として創設された。その後、考古資料の増加に伴って充実した展示内容に即して現在の三ノ宮郷土博物館に改称された。現在、神職が運営を兼務している。

所蔵品と展示の概要

 古代の須恵質陶器で神体の「うずら瓶」(県重要文化財)、平安時代の狛犬(市重要文化財)などの社宝類のほかに、いずれも市指定重要文化財の登尾山古墳・尾根山古墳・栗原古墳・らちめん古墳の各古墳出土遺物や、三之宮比々多神社境内遺跡出土の縄文時代~平安時代までの各時代の遺物が所蔵されている。特に古墳時代の遺物は、県内を代表する資料として著名である。また、境内本殿背後には、近隣で見つかった下谷戸遺跡の縄文時代後期の配石遺構・敷石住居(市指定史跡)と三之宮3号墳の横穴式石室が移設復元されており、博物館展示資料と連動した野外展示が企図されている。伊勢原市には、地域の文化財を常設展示する博物館が存在しないため、市域を代表する郷土博物館としても重要な役割を果たしている。

刊行物

 『拝観案内:いせはらの歴史と文化』

アクセス

 住所:〒259-1103 伊勢原市三ノ宮1472
 電話番号:0468-95-3237
 URL:http://www4.ocn.ne.jp/~hibita/


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