寒川神社・方徳資料館さむかわじんじゃ・ほうとくしりょうかん

設立:2009(平成21)年8月
建築面積:約100㎡(鉄筋建築・二階建て)
収蔵点数:1,000余点
開館日: 4月1日~11月30日の間で月曜日以外
    (祝祭日の月曜日は開館)
開館時間:9:00~16:00
入館料:無料(但し、ご祈祷申込の方のみ入館可)
その他:バリアフリー対策あり

設立経緯

 相模国一之宮として古来より崇敬を集める寒川神社は、関八州の裏鬼門に位置する所から、八方除の守護神としても信仰されていた。これに由来し館名を「方徳資料館」と称して、日本文化における方位除の信仰の歴史と意義を正しく伝達すべく2009年に設立された。
 方徳資料館の活動は、1方位除信仰関連の歴史展示(於:常設展示室)、2企画展の実施、3学術研究並び助成、研究発表の実施、4寒川神社の信仰の教化・啓蒙活動、5出版物の刊行、6各種資料の収集と保管(於:二階収蔵庫)である。

所蔵品と展示の概要

 代表的所蔵資料として大神塚古墳出土品の考古遺物、後北条氏寒川神社再興棟札、武田信玄奉納「六十二間筋兜鉢」(国指定重要美術品、神奈川県指定重要文化財)など。方位に関する展示物としては、『宣明歴』全七巻(稀購本)、「ソディー6球連鎖」(文政5年(1822))などがある。
 神社の信仰特性を、学術的に展示として具現化し見学者に的確に情報を伝え得る素晴らしい展示であり、効果的な視覚展示を行うなど神社博物館の展示として完成された一つの形態といえる。

刊行物

 リーフレット、50種に及ぶ解説シート、各種出版物

その他

 収蔵庫は階上に置き、施設内のすべてに杉材を使用した、資料保存に配慮された施設である。

アクセス

 住所:〒253-0195 高座郡寒川町宮山3916
 電話番号:0467-75-0004
 URL:http://samukawajinjya.jp/


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