伊勢神宮・神宮徴古館いせじんぐう・じんぐうちょうこかん

設立:1909(明治42)年9月29日
建築面積:本館810㎡、新館1,224㎡
収蔵点数:約1400点
開館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末3日間以外
開館時間:9:00〜16:30
入館料:農業館共通大人300円・高校大学生150円・小中学生100円
その他:登録博物館(昭和32年5月)・(財)日本博物館協会加盟・車椅子用スロープあり

設立経緯

 伊勢神宮の「歴史と文化の総合博物館」として、「神苑会」(神苑の清浄と美観を守ると共に、博物館等の文化施設を開設するために発足した団体)の企画により、明治42年9月29日に日本最初の私立博物館として創設。ルネッサンス様式の建物は、当時宮廷建築の第一人者であった片山東熊の設計によるもの。明治44年には神宮に移管され、「お伊勢さんの博物館」として親しまれたが、昭和20年の戦災によって建物と収蔵品の大部分を焼失。昭和28年の第59回神宮式年遷宮を記念して、外壁はそのままに二階建てに改装された。

所蔵品と展示の概要

 重要文化財:「伊勢新名所絵歌合(下巻)」・「地球儀」(渋川春海作)・「皮製航海図(アジア航海図)」・「金銅透彫金具」・「毛抜形太刀」・「脇指 折返銘」(有國作)など神話で語られる神々や伊勢の地に鎮座した経緯を紹介するほか、神宮の祭りや歴史と文化に関する資料を中心に収蔵・展示をしている。具体的には内宮正宮の精密な模型や、20年に一度行われる式年遷宮の御料である神宝類(撤下品)など、ここでしか見ることのできない展示品に加え、絵画・書蹟・工芸・考古・民俗といった多彩な収蔵資料なかから、時季やテーマにあわせた展示品を見ることができる。

刊行物

 リーフレット、図録・目録など各種出版物

その他

 農業館と共に明治時代の建築物の代表的遺構として、平成10年に国の登録有形文化財に指定された。

アクセス

 住所:〒516-0016伊勢市神田久志本町1754-1
 電話番号:0596-22-1700
 URL:http://www.isejingu.or.jp/museum/


大きな地図で見る


戻る