乃木神社宝物館・記念館・復元旧邸のぎじんじゃ・ほうもつかん・きねんかん・ふくげんきゅうてい

設立:1916(大正5)年
建築面積:――(土蔵建築・二階建て)
収蔵点数:約100点
開館日:原則無休
開館時間:9:00~17:00
入館料:大人100円・子供50円

設立経緯

 乃木神社は乃木希典将軍の殉死に強い衝撃を受けた村野山人が全財産を投じて創設し、宝物館も神社創建と同時に乃木将軍の遺品を保存公開する施設として建てられた。宝物館は、なまこ壁の土蔵様式の建物であり、耐火を意識した造りとなっている。
 記念館は、乃木将軍が日露戦争時の約1年の間203高地攻略の指揮を取り起居した第3軍司令部の建物を神社建立の際に買い受け、移築復元したものである。建物は、もと南満州にあった横長の母屋であり、その腰石には5億年以上前に形成された正桂岩を使い、「漣痕」模様の化石がみられる学術的にも珍しいものである。野外には人物模型を用いて、長府の旧邸の中で乃木将軍が少年時代に父親から毎朝訓示を受けている若き将軍の暮らしぶりの様子を復元展示している。

所蔵品と展示の概要

 乃木将軍が日露戦争中、火急の出陣に備えるために考案した左右の区別がない軍靴、ロシアのステッセル将軍から贈られた愛馬壽号の鞍、静子夫人が明治天皇の銀婚式の際に着用したドレス、第1回パリ万国博覧会に出品されたものと同類の七宝焼大花瓶、など約100点が展示されている。また、乃木将軍の遺言をはじめとし、乃木将軍と並び称せられた東郷元帥が乃木将軍を称えて揮亳した書や、書簡、日露戦争や殉死に関する記事を掲載した新聞、雑誌、写真など多数紙資料が展示されている。

刊行物

 『京都 乃木神社』

アクセス

 住所:〒612-8028 京都市伏見区桃山町板倉周防32
 電話番号:075-601-5472
 URL:http://www.geocities.jp/kyo_nogi/


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