霊山護国神社・幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」りょうぜんごこくじんじゃ・ばくまついしんみゅーじあむ「りょうぜんれきしかん」

設立:1970(昭和45)年10月
建築面積:——
収蔵点数:約5000点(うち展示は約100点)
開館日:月曜日以外
    (展示替え期間中休館あり)
開館時間:10:00~17:30
入館料:一般700円・高校生400円・小中学生300円
その他:登録博物館(1975(昭和50)年1月)

設立経緯

 1868(明治元)年5月10日付け太政官布告により幕末維新志士の諸霊を祀るため京都東山が霊山聖地に指定され、以降各藩が招魂社を建立していた。これらの招魂社は戦後の憲法改正によって国費による祭祀・営繕等の維持が不可能になり荒廃の一途を辿っていた。そこで京都在住の有志が、松下幸之助(当時松下電器産業会長)ら関西財界人に協力を求め、復興を図る霊山顕彰会が明治100年に当たる昭和43年(1968)に設立され、霊山付近一帯が幕末の史跡エリアとして整備が進められ現在に至る。日本伝統の精神文化を振興し、後世に伝達するという顕彰会の使命と目的達成のため、幕末・明治維新史資料の収集と明治維新の研究センターとして、霊山歴史館が建設された。

所蔵品と展示の概要

 幕末維新の専門歴史博物館として、倒幕派志士の遺品と幕府側に関する双方の資料を多数所蔵する。倒幕・佐幕両派の視点から幕末維新史をみることが可能である。重要文化財は、龍馬の甥・高松太郎が書いたといわれている「勤王家小伝 坂本龍馬」や龍馬の死後、その犯人を新選組だと推定した「大久保利通書状 岩倉具視宛(写)」(岩倉公旧蹟保存会蔵)等を所蔵する。資料公開展示は5000点を超える収集資料から約100点を選んで特別展を行っている。2005(平成17)年に全館リニューアルがなされ、大型映像コーナーや、実物に触れられる体感コーナー、歴史再現模型等を用いた展示を行っている。

刊行物

 タブロイド版機関紙「維新の道」(年4回発行)、『霊山歴史館紀要』(2年に1度刊行)など

その他

 施設は(財)霊山顕彰会が運営している。霊山歴史館「友の会」あり

アクセス

 住所:〒605-0861 京都市東山区清閑寺霊山町1
 電話番号:075-531-3773
 URL:http://www.ryozen-museum.or.jp/


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