法学部OB・OG会の今          秋元 善行 弁護士  寄稿

 

法学部OBOG会は会員お手作りの会です。

例年法学部OBOG会では次の活動を行っています。

ひとつは入学式当日の司法試験への誘い、
もうひとつは卒業式当日の卒業祝賀会兼新会員歓迎会です。

大学の入学式の当日、新入生を対象に学部での法律の勉強に興味を持ってもらうために、
タマプラーザ校舎の講堂において、法学部と協賛によって「司法試験への誘い」と銘打
って、
OBOGの現役の在京の弁護士(秋元・武田・大迫)が対談または鼎談方式で、
司法試験の試験科目・勉強方法・自分の受験生活などを話し合いながら、ガイダンスを
行っています。入学式に引き続いて行われるので、のども乾いているとの配慮から参加
者には缶ジュースも配られます。参加者の新入生は緊張して話しに聞き入っています。
入学式直後だけにご父兄もおり、いつも三〇〇名前後の人が参加しています。そこでは、
司法試験の話しもさることながら、日常の法律問題、たとえば電車に乗るときに切符を
購入するがこれは法律的にはどのような契約であるとか、下宿のアパートの契約内容は
どうなっているかとか、大学に入学したがその法的性質は何かなどについて話をすると
新入生の目の輝きか違ってくるのが良くわかります。最後には、法律には自己責任の原
則があること、自分の進路を決めるのも自分自身であり、それについては自分自身で責
任を持ち、決して他人に責任を転嫁しないことを強調して話を終えます。その場で、質
問をしてくる新入生も多くいますので、質問に答えています。引き続き会場をヒルトッ
プに移し、 窓から満開の桜を見ながら新入生歓迎会を行っています。歓迎会において
も興味のある新入生がいろいろ質問を浴びせてきて、大学の教員、
OBOGと新入生
OBOG予備軍)との楽しい交流のひとときをもっています。

卒業祝賀会

これも毎年恒例ですが、卒業式の当日、大学主催の祝賀会にOBOG会の名前で酒樽を出
して参加しています。それだけではなく、当日の午後、院友会館の地下ホールを借りて、
OBOGの入会を祝すために、独自の祝賀会を開催しています。教員はじめ、友人・ゼ
ミ・サークルの仲間などが大勢集まり、賑やかに飲食し歓談しています。やはり三〇〇名
程度の着飾った新
OBOGがやって来ます。これから社会人として巣立っていく、エネル
ギッシュな新会員を迎えることは会員の我々にとって力強い喜びを与えてくれます。それ
で、参加の会員には、また、来年の卒業式にも同じように新会員の歓迎会をやろうという
活力が沸いてきます。

OBOG会が何時も頭を悩ます最大の問題は、会費の徴収です。OBOG会では、大学にお
ける代理徴収を実施しておりません。これまでは、卒業式の当日、終身会費の納入を新会員
に個別にお願いしてきましたが、この方法では、自ずと限界があることを痛感しています。

OBOG会の新入生・新会員に対する右のような活動を通じて、OBOG会の活動に賛同して
もらえるよう更なる努力をしようと執行部は張り切っています。ご期待ください。

 


 トップページへ     法学部OB・OG会設立の経緯      國學院大學 法学部