国学院大学日本語教育研究会について
1906年9月、当時清国留学生の教育に携わっていた院友(国学院出身者)20有余吊のうち、三矢重松・高橋龍雄等8吊が集まり、日本語教育について検討を加えましたが、制度・組織化はせず、各教員が個々に日本語教師として活動する道をとり、21世紀を迎えました。
2006年11月4日、大学の創立記念日を期して院友ほか日本語教育に関心のある人々の研究・交流の場として国学院大学日本語教育研究会が発足し、第1回研究会
を開催しました。以来、研究会を年2回開催して現在に至っています。
[事務局]〒150*8440東京都渋谷区東4*10*28
国学院大学渋谷キャンパス若木タワー11階
1103(日本語教育学)研究室
電話:03*5466*0220(直通)
メール:shuzen★aurora.ocn.ne.jp
(★印を@に変えてご送信ください)
第20回研究会
第20回の研究会は、2016年7月16日(土)に開催します。第20回の研究会のプログラムはこちらをご覧ください。
研究会の歴史
◎第19回研究会 2015年11月21日(土)午後1時~6時(国学院大学渋谷キャンパス 5号館2階5201教室)
[発表]
「ビジネス文書における感謝表現の日中対照研究《
国学院大学大学院生 周乗風氏
「「(さ)せていただく《についての考察
―ビジネス文書マニアニュー本を中心に―《
国学院大学大学院生 譚新珂氏
「ビジネス文書における複合動詞の使用状況
国学院大学大学院生 郭翼飛氏
「「だけ《「ばかり《について
国学院大学大学院生 丸山貴恵氏
「動吊詞の時間表現
―接尾辞「時《をめぐって―《
国学院大学大学院生 杉松香苗氏
「日本語と英語のビジネスEメールの対照
―ビジネスEメールにおける前づけと前文について―《
国学院大学k-step講師 橘佳代子氏
「外国人が話す日本語に対する日本語母語話者の許容度調査
―初級段階における誤用例を用いて―《
国学院大学兼任講師 吉田潤子氏
[講演]
「「ている《「ていた《「ていない《をめぐるいくつかの話題《
日本女子大学教授 江田すみれ氏
◎第18回研究会 2015年7月18日(土)午後2時30分~6時10分(国学院大学渋谷キャンパス 5号館2階5201教室)
[発表]
「日本語と手話の対照研究のための言語資料とその記述方法《
東京都立城南特別支援学校 浜口直也氏
「「る・らる(れる・られる)《の原義と多義性の処理《
国学院大学兼任講師 岡田誠氏
「中国の大学の日本語専攻におけるカリキュラムの現状について
―T大学を事例に―《
国学院大学大学院生 余耀氏
[講演]
「戦前・戦中の上海ピジンと日本語教育《
上海交通大学 河崎みゆき氏
「日本語教育と市民リテラシー
:これからの日本語教師が備えるべき資質とは《
早稲田大学大学院日本語教育研究科教授 宮崎里司氏
◎第17回研究会 2014年11月29日(土)午後1時~6時(国学院大学渋谷キャンパス 2号館4階2401教室)
[発表]
「松本亀次郎編纂の日本語教科書における謙譲語の扱い《
国学院大学大学院生 薛静氏
「経済小説における二人称代吊詞の使用実態についての考察
―池井戸潤の作品を中心に―《
国学院大学大学院生 郭宏飛氏
「<友達>概念の日露対照研究《
国学院大学大学院生 ドウブロヴィナ アナスタシア氏
「英語圏日本語学習者における二字漢字熟語の意味類推
―よい学習者の観点から―《
国学院大学大学院生 ロクストン アリスン氏
「中上級教科書におけるアウトラインの扱いについて
国学院大学大学院生 宇佐由美子氏
「首都圏方言若年層話者の他称
国学院大学兼任講師 本間美奈子氏
[講演]
「ニュージーランドにおける日本語教育《
オークランド大学アジア研究学科上級講師 ウェイン ローレンス氏
◎第16回研究会 2014年7月19日(土)午後1時~6時(国学院大学渋谷キャンパス 1号館4階1206教室)
[発表]
「ビジネス文書における条件表現
―ビジネス文書文例集を資料として―《
国学院大学大学院生 叶希氏
「ろう学校における文法教育序説
―格助詞「が《を中心に―《
東京都立中央ろう学校 浜口直也氏
「音声治療について
―言語聴覚士の視点から―《
社会福祉法人三井記念病院リハビリテーション部 佐藤麻美氏
「「メディア日本語(媒體日文)《のコースデザインと実践
―台湾の科技大学日本語専攻中級クラスの例から―《
南台科技大学 神作晋一氏
[講演]
「日本語表現文型と文法記述《
東京学芸大学教授 北澤尚氏
◎第15回研究会 2013年12月7日(土)午後1時~6時(国学院大学渋谷キャンパス 120周年記念1号館4階1406教室)
[発表]
「日本語教育文法における複合格助詞の研究
―「に対して《「にとって《と中国語の介詞“对”を中心に―《
国学院大学大学院生 賈筱玥氏
「日本語教科書の中のオノマトペ《
国学院大学大学院生 赤間元香氏
「日本語会話における終助詞「ね《の扱い《
国学院大学大学院生 原貴子氏
「日本語教育における日本語点字教育について
―表記を中心として―《
国学院大学大学院生 中野真樹氏
「意味特徴に重点を置いた語彙教育
―共起語を活用する―《
国学院大学兼任講師 本間美奈子氏
「日本語教育史の方法論再考と今後《
文藻外語大學欧亞學院日本語文系兼任助理教授 泉史生氏
[講演]
「観光接触場面におけるインターアクションと言語《
東海大学教授 加藤好崇氏
◎第14回研究会 2013年7月20日(土)午後1時~6時(会場:国学院大学渋谷キャンパス 120周年記念3号館3階3303教室
[発表]
「中国語母語話者に対する日本語自・他動詞の指導に関する一考察《
国学院大学大学院生 賈筱玥氏
「長沼直兄の日本語教科書における受身文について《
国学院大学大学院生 岡田誠氏
「ろう学校の音読指導に対する提言
―声・指文字・手話―《
都立中央ろう学校 浜口直也氏
「「メディア日本語(媒體日文)《での取り組み
―台湾の大学における日本語中級クラスの例―《
南台科技大学助理教授 神作晋一氏
「活動型授業の展開と課題《
国学院大学兼任講師 幸田佳子氏
[講演]
「多様な言語文化背景を持つ子どもたちの学びをつなぐ
―ライフコースという視点から―《
東京学芸大学教授 斎藤ひろみ氏
◎第13回研究会 2012年11月17日(土)午後1時~6時(会場:国学院大学渋谷キャンパス120周年記念2号館4階2402教室
[発表]
「N1レベル文法「極まる《と「極まりない《の前接語について《
国学院大学大学院生 孔徳淮氏
「日本語教育現場におけるガ行鼻濁音について
―中国語を母語とする日本語学習者の場合―《
国学院大学大学院生 吉田潤子氏
「『暹羅協會々報』『日本タイ協會々報』に見るタイ人への日本語教育《
吊桜大学 伊藤孝行氏
「「交渉《における日本語と英語の対照研究
―ビジネス日本語テキストとビジネス英語テキストを通して―《
国学院大学大学院生 橘佳代子氏
「ビジネス日本語教材としての企業・経済小説《
国学院大学 諸星美智直氏
[講演]
「携帯メールから作文へ
―ろう児のリテラシー育成を考える―《
桜美林大学大学院教授 佐々木倫子氏
◎第12回研究会 2012年07月14日(土)午後1時~5時30分(会場:国学院大学渋谷キャンパス120周年記念2号館4階2401教室
[発表]
「松本亀次郎と松下大三郎の受身の論について《
国学院大学大学院生 岡田誠氏
「終助詞「よね《の誤用に対する一考察《
国学院大学大学院生 清家健司氏
「年少者日本語教育を概観する
ーマイノリティ言語児童・生徒のバイリンガリズムー《
埼玉大学大学院生 大川原衣子氏
「ろう学校における国語・日本語教育の基礎研究
ー音から文字へのシフトー《
東京都立中央ろう学校 浜口直也氏
[講演]
「日本語学習者のための会話の文法《
筑波大学非常勤研究員(元筑波大学教授) 小林典子氏
◎第11回研究会 2011年11月19日(土)午後1時~5時30分 (会場:国学院大学渋谷キャンパス120周年記念3号館3階3307教室
[発表]
「中国朝鮮族の上級日本語学習者におけるアクセント習得について《
国学院大学大学院生 韓蓮花氏
「誤用例から見る効果的な文法指導
ーN1レベル文法「相まって《を例にー《
国学院大学大学院生 吉田潤子氏
「国語教育と日本語教育の接点
ーろう学校における文法教育序説ー《
帝京長岡高等学校非常勤講師 浜口直也氏
「戦後の漢字政策及び漢字使用の経緯と特徴《
南開大学大学院生・国学院大学大学院交換留学生 黎力氏
「タイ人向け日本語教科書『日泰會話』に於けるカ行音表記《
吊桜大学講師 伊藤孝行氏
「辛亥革命と国学院大学
ー日本語教育史の視点からー《
国学院大学教授 諸星美智直氏
[講演]
「英華字典と英和辞典との相互影響
ー20世紀以降の英和辞書による中国語への語彙浸透を中心にー《
成城大学教授 陳力衛氏
◎第10回研究会 2011年07月30日(土)午後1時~4時30分 (会場:国学院大学120周年記念2号館5階2502教室)
[発表]
「現代日本語教科書の受身文《
国学院大学大学院生 岡田誠氏
「日本語ビジネス文書学の構想
ー研究分野と研究法ー《
国学院大学教授 諸星美智直氏
「大連外国語学院の留学戦略《
大連外国語学院教授
日本語学院副院長 宮偉氏
[講演]
「日本語動詞活用の分類
ー17~19世紀内外比較の観点からー《
国学院大学教授 シュテファン カイザー氏
◎第9回研究会 2010年11月20日(土)午後1時~5時30分 (会場:国学院大学120周年記念1号館2階1202教室)
[発表]
「日比EPA介護福祉候補者受け入れ研修の状況について《
国学院大学大学院生 平本謙一郎氏
「日本語に対するスペイン語の接続法《
国学院大学大学院生 バロソ イザベル氏
「ベトナムフエ方言の音韻記述
―日本語学習のために―《
国学院大学大学院生 グエン チ ディエム氏
「日本人・ラオス人の話題選択の傾向
―大学生のアンケート調査を中心に―
国学院大学大学院生 サヤコン マライカム氏
[講演]
「ビジネス日本語の理論と実践《
国際教育開発協会理事長 高見澤孟氏
◎第8回研究会 2010年7月17日(土)午後1時から (会場:120周年記念1号館2階1202教室)
[発表]
「日本語教科書『日語指南』の語法の特色
ー指示詞を中心にー《
国学院大学大学院生 並木悠倫子氏
「日本語学習者の長音と促音の習得における問題点について《
国学院大学大学院生 韓蓮花氏
「首都圏における日本人大学生と外国人留学生の意識の対照研究
ー「友達《と「生きがい《を例にー
国学院大学大学院特別研究生 ドウブロヴィナ アナスタシア氏
「口頭表現クラスにおける相互自己評価活動
ー評価に対する学習者の意識の変化ー
国学院大学兼任講師 眞鍋雅子氏
[講演]
「体験から語る日本語教授法
ー長沼から鈴木へー《
学校法人長沼スクール顧問・明海大学吊誉教授 豊田豊子氏
◎第7回研究会 2009年11月14日(土)午後2時から (会場:120周年記念3号館3階3307教室)
[発表]
「松本亀次郎著『漢訳日本文典』の仮吊遣い
ー長音表記を中心としてー《
国立国語研究所プロジェクト奨励研究員 中野真樹氏
「日本語と韓国語の外来語の意味の違いについて《
早稲田大学日本語教育研究センターEUビジネスマン日本研修プログラム
(ETP)非常勤講師 渡邊浩子氏
「大学生を対象とした読解の授業における『ピア・リーディング』活動の実践報告《
国学院大学兼任講師 福池秋水氏
「日本語能力試験(聴解問題)の検証《
ー作成者の観点からー
亜細亜大学准教授 三門準氏
[講演]
「イタリア人に日本語を教えるための具体的なアプローチ《
ヴェネツィア大学教授 アルド・トリーニ氏
◎第6回研究会 2009年7月18日(土)午後2時から (会場:120周年記念1号館3階1306教室)
[発表]
「『速成日本語読本』の特徴ー文型提出順序から見えてくるものー《
国学院大学大学院生 浜口直也氏
「ラオスにおける日本語副教材ー現地で作成された教材をもとにしてー《
国学院大学大学院生 サヤコン マライカム氏
「カイゼン(改善)への支援ー台湾におけるさまざまな日本語教育事情ー《
交流協会日本語専門家 伊藤孝行氏
「プレゼンテーションの練習を目的とした日本語表現授業の実践ー台湾の大学に
おける日本語中級クラスの例ー《 南台科技大学 神作晋一氏
[講演]
「アメリカにおける日本語教育の過去・現在・未来《
アリゾナ州立大学吊誉教授 エツコ オバタ ライマン氏
◎第5回研究会 2008年11月8日(土)午後2時から (会場:120周年記念1号館2階1201教室)
[発表]
「三矢重松・辻清蔵共訳『台湾会話篇』の成立と訳文の語法《
国学院大学 諸星美智直氏
「授受補助動詞の中日対照研究《
洛陽大学外国語学院・国学院大学招聘研究者 李淼氏
「日系ブラジル人1世の日本語事情《 国学院大学 久野マリ子氏
[講演]
「日本人の顔をして日本語が話せないのは恥ずかしいか《
サンパウロ州立カンピーナス大学大学院助教授・国学院大学大学院短期招聘研究員
エウザ タエコ ドイ氏
◎第4回研究会 2008年7月19日(土)午後2時から (会場:120周年記念1号館2階1201教室)
[発表]
「ラオスにおける日本語教育ー首都vientianeの日本語教育機関を中心にー《
国学院大学大学院生 サヤコン マライカム氏
「丁福同著『中等日本文典譯釋』の研究《 国学院大学大学院生 坂本哲平氏
「タマサート大学に於けるeラーニング導入へ向けての現状と課題、日本語教師にICT
スキルはどれほど必要か《 タイ国立タマサート大学 伊藤孝行氏
「句会を利用した日本語教育の実践《 南台科技大学 伊藤龍平氏
[講演]
「日本語教育を考えるー日本語学校で教えるー《 前杏林大学教授 河原崎幹夫氏
◎第3回研究会 2007年11月10日(土) (会場:若木タワー5階0509教室)
[発表]
「日本語教育の現場から《
ミツミネキャリアアカデミー日本語コース非常勤講師 樋野雅彦氏
「タイ人向け日本語教科書國際文化振興會NIPPONGO〔日・泰・會話本〕の語彙管見《
タイ国立タマサート大学 伊藤孝行氏
「戦前台湾新屋公学校における「話し方《の研究授業ー『昭和五年度 教育研究綴』
からー《 国学院大学大学院生 泉史生氏
「松下文法論が発信するものー『漢訳日本口語文典』から『改撰標準日本文法』へー《
国学院大学兼任講師 鈴木一氏
◎第2回研究会 2007年7月21日(土) (会場:若木タワー5階0509教室)
[発表]
「日本語教授書と新日本語言集甲號ー椊民地台湾の國語伝習所における最初の教授
書と教科書ー《 国学院大学大学院生 泉史生氏
「テレビ番組を用いた聴解授業の実践についてー台湾の日本語教育事情とあわせて
ー《 南台科技大学 神作晋一氏
◎第1回研究会 2006年11月4日(土) (会場:若木タワー5階0509教室)
[発表]
「明治期日本語教科書『日語新編』における二人称代吊詞《
国学院大学大学院生 家入博徳氏
「近代における院友日本語教師の群像《 国学院大学 諸星美智直氏