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1-4.アルバイトの経験回数、セクハラを受けた経験、アルバイトをしている理由

篠原 裕子

1-4-1.アルバイトの経験回数

 問10で「今までいくつのアルバイトを経験したことがありますか」とアルバイトの経験回数を質問した。【単純集計】の結果は、今回が2回目(32.9%)、3回目(26.5%)というのが特に多い。

 性別に見ると(表1-4-1)、特徴的だったのが、6回目以上と回答した女性が17.5%と男性の2.8%と比べて3倍近くいたことである。短期のアルバイトなど、活動的な女性が多いようだ。

1-4-2.セクハラを受けた経験

 次にアルバイトでセクハラを受けた経験は(【単純集計】)、性別に見ると(表1-4-2)、女性は27.0%が「はい」(ある)と回答している。これは深刻な問題で、アルバイトという立場上はっきりとものを言えず泣き寝入りのパターンも多くあるであろうと推測する。また男性においては8.4%と1割に満たないが、それでも男性に対してのセクハラがあるということは歪んだ社会による影響であろう。程度、種類を問わず受けた本人が感じた不快感、嫌悪感は保護されるべきである。

1-4-3.アルバイトをしている理由

 問12で「なぜあなたは現在のアルバイトをしているのですか」と質問した【単純集計】の結果は、「お金がほしいから」が44.7%ともっとも多く、「社会勉強のため」が13.5%、「将来役に立ちそうだから」が12.9%であった。

 性別に見ると(表1-4-3)、男女間で大きな差は認められなかった。

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