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国学院大学経済学部 2019年度「アンケート調査」 『電子マネーについての調査』(月5限通年)・ 「アンケート調査入門」(月3限後期)
課題計画・兼・指示書

2020年2月26日更新

(担当)小木曽 道夫

表1 課題の目次
月5限通年「アンケート調査」月3限後期「アンケート調査入門」
課題1.情報保護誓約書の提出
課題2.調査項目案
課題3.設問案
課題4.設問の作成
課題5.プリテストへの回答
課題6.変数ラベルと変数値ラベル
後期実査:「アンケート調査」で実施するアンケート調査への回答
課題7.集計
課題8.自分が分担した設問のクロス集計とχ二乗値検定
課題9.分析
課題10.レポート
詳細分析
※両科目の分業については國學院大學 経済学部のアンケート調査実習科目の変遷を【開く】

【「アンケート調査」成績評価の方法・基準】

評価方法 割合 評価基準
レポート61%うち前期レポートに相当する課題4が20%、通年レポートに相当する課題10が41%
平常点 39% 授業参加に関する課題1,2,3,4,5,7,8,9の合計


※【全般的な注意事項】

「アンケート調査」月5限 前期の課題

開講教室:コンピュータ教室5

出席:出席リーダーとするが、出席回数の配点は無い。

課題1.情報保護誓約書の提出

課題2.調査項目案〜この課題に基づいてグループ分けを行なう。課題2.および課題3.で不合格になれば課題4.以降には進めない。

  • OneDriveを提出先とする課題の(課題3,4,6に共通する)注意点は、必ず投稿するファイルを保存しておくことである。投稿するファイルを改訂(=改善)した場合には、ファイル名をグループ名+投稿回数.拡張子(ex.アンケート調査作業用(渋谷)2.xlsx、または、渋谷2.docx)として、作業を積み上げることができる。

    課題3.設問案〜質問する設問とその設問の担当者を決定する。この課題からグループごとの共同作業が始まる。ただし、グループの最低人数は1人とする。
     「アンケート調査」のサンプルは「アンケート調査入門」の受講者以外の代表性を持たないため、変数間関係の分析を意図した設問案を考えること!!

    課題4.設問の作成 〜受講者全員で1つの調査票を作成する。グループごとに分担した設問を作成する。
     課題4.までを前期中に完了させる予定である。
     課題4.は受講者が設問案を提出→教員が添削・プリテストの実施→ 受講者が設問案を改善して再提出、という作業を繰り返して、調査票を作成していく。したがって、課題4.が完成したら提出するのではなく、作成・改善した設問があればそのつど提出すること。
     課題4.の未完成版で何らかの不備があったとしても、訂正した版で改善されていれば減点対象とならない。
    ※『アンケート調査入門2015or2016.pdf』pp.24-6「4−8 K-SMAPYUのアンケート機能を用いた調査票の作成」を参照

    表2 表記の統一
    原則として、副詞はかな表記とする。
    原則として、数字とアルファベットは半角とする。
    単一回答には、「ひとつだけ選んでください」と書く。
    複数回答には、「つぎのなかからすべて選択してください」と書く。
    前問の回答選択肢の「その他」を受けた自由回答は、「前問で「その他」と回答した方はその○×を書いてください」と質問する。
    統一前統一後
    つぎ
    中からなかから

    課題5.プリテストへの回答:課題5.プリテストへの回答の詳細は、K-SMAPYUで指示する。

    課題6.変数ラベル変数値ラベル(SPSSシンタックスの作成):単一回答はvariable labels(変数ラベル)とvalue labels(変数値ラベル)、多重回答はvariable labels(変数ラベル)のみを作成する。
    ※SPSSの使い方の変数ラベルと変数値ラベルおよび『アンケート調査入門2015or2016or2017.pdf』p40「6−5 変数ラベルと変数値ラベル」参照

  • 課題6.の書式:[]で囲まれていない文字列はSPSSのコマンド、キーワード、変数名などを示し、[]内は概念を示すため[]は入力してはならない。
  • 単一回答
  • 多重回答

    「アンケート調査入門」月3限 の課題

    実査:「アンケート調査」で実施するアンケート調査への回答

    1. 回答期間:調査実施期間は2019/10/14(月)17:40から10/21(月) 23:59とし、詳細はK-SMAPYUで指示する。
    2. K-SMAPYU(を開く)では、K-SMAPYUのクラスプロファイルを選択し、つぎに開講曜日を選択し、そして「アンケート調査入門」を選択し、[アンケート]リボンをクリックする。すると、回答可能なアンケートの一覧が表示されるので、回答するアンケートの[タイトル]をクリックする。すると、アンケート回答フォームを開かれるので、回答する。回答が終了したら、アンケート回答フォーム末尾右の[回答]ボタンをクリックする。

    「アンケート調査」月5限 後期の課題

    課題7.集計: 単純集計(FREQUENCIES)(を開く)を用いて、自分または自分たちが担当する設問をすくなくとも1変数選択して度数分布表を出力し、その出力を[エクスポート(を開く)する。

  • なお、時間があれば多重回答 (MULT RESPONSE)(を開く)の実習も行うが、これは提出する必要が無い。

    課題8.自分が分担した設問のクロス集計とχ二乗値検定

  • クロス集計(CROSSTABS)(を開く)で、[列]に性別、[行]に自分または自分たちが分担するすべての設問の変数を選択し、
  • [セル]のパーセンテージは「列」をチェックし、
  • [統計量]で「カイ2乗」をチェックし、
  • (表が少ない場合は)当該のクロス表とχ二乗値検定を選択し、
  • [エクスポート(を開く)するオブジェクト]は、[選択のみ]を推奨するが、表が多い場合には[すべて]としする。

    課題10.レポート〜調査報告書の原稿となるレポートの執筆:

    課題9.分析: 記述統計(DISCRIMINANT)、平均値の差 (MEANS)、相関分析 (CORRELATIONS)、因子分析(FACTOR)、回帰分析(REGRESSION)の順で行う予定であるが、課題10.がひと段落してから、まず、相関分析 (CORRELATIONS)因子分析(FACTOR)を実施する。

    89点をとるためには必須ではない課題.詳細分析:詳細分析は課題10.に加点する形で評価する。(作図表を含む。なお、作図表の詳細については、小木曽道夫著(2012)『SPSSによるやさしいアンケート分析 第2版』オーム社、定価(本体2400円【税別】)参照)

  • 詳細分析の分析方針例
    1. 自分たちのグループで作成した設問どうしのクロス集計
    2. 多重回答設問などの相関分析や因子分析
  • 詳細分析の注意点
    1. 単純集計と基礎クロス集計表は、「和は利用していない」などの実質的な非該当を除去していないため、実質的な非該当選択肢を集計・分析から除去したい場合には、その変数値を欠損値宣言して集計・分析する詳細分析と作表が必要となる。
    2. 詳細分析で基礎クロス集計表以外のクロス集計を行い、エクセルで編集する場合には、【クロス集計表をエクセルで加工する方法】(を開く)を参照。
    3. (必須ではない課題.詳細分析の結果の)表の書式は、原則として冗長なSPANエレメントがないHTML書式とし、Excelブックなど冗長なSPANエレメントが付加されてしまうことが予測される書式で提出した場合には(少し)減点する。表の添付ファイル名は、アルファベット小文字の姓+連番とする(ex.:小木曽道夫の自分が分担した部分の3番目の表ファイルならばogiso3.html)。
    4. (必須ではない課題.詳細分析の結果の)グラフなどの図の書式は、原則として冗長なSPANエレメントがないHTML書式+gifまたはjpg書式とする。図の添付ファイル名は、アルファベット小文字の姓+連番とする(ex.:小木曽道夫の自分が分担した部分の4番目の図ファイルならばogiso4.htmlおよびogiso4.gif)。なお、グラフの作成方法については授業時に指示する。

    ※後期授業終了より前に課題10.レポートまで、グループ単位で終了した場合には、出席免除とする。


    ※「アンケート調査」のために収集したデータの学術目的使用について

     情報保護誓約書「第1条「アンケート調査」または「アンケート調査実習A・B」のために収集した調査データを、「演習T」「演習U」「演習V」「演習W」などの他の科目を含むところの学術目的以外には使用いたしません。かつ、「アンケート調査」の調査報告書以外で当該の調査データを使用する場合には、その出典を明記致します」に同意した「アンケート調査」受講者は、例えば「演習W」ゼミ卒業論文で「アンケート調査」のために収集したデータを使用する場合には、2015年度の場合では、つぎのように明記する必要がある。

    第?章第?節第?項 データの収集
     「通学、食生活、野球、テニス、通信端末と読書についての調査」(以下、「本調査」と称す)は、國學院大學経済学部の2015年度 月曜日3時限開講の「アンケート調査」のために実施した。本調査の対象は、2015年度後期 月曜日5時限開講の「アンケート調査入門」の受講者205人である。K-SMAPY(Kokugakuin university Supporting system for Making Academic Plans and Yearly schedule)のアンケート機能を利用した「インターネット集合調査」により、2015年9月24日 11:30〜2014年9月30日 23:59の期間で登録者205人を対象とした調査を実施し、188人から有効回答を得て、有効回答率は91.7%であった。

    【参考文献】
    國學院大學 経済学部 2015年度「アンケート調査」(2017/3/20 公表)『通学、食生活、野球、テニス、通信端末と読書についての調査』http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2015/index.html

    2016年度の場合では、つぎのように明記する必要がある。

    第?章第?節第?項 データの収集
     「コンビニ、学食、読書時間とプロ野球についての調査」(以下、「本調査」と称す)は、國學院大學経済学部の2016年度 月曜日5時限開講の「アンケート調査」のために実施した。本調査の対象は、2016年度後期 月曜日4時限開講の「アンケート調査入門」の受講者434人である。K-SMAPY(Kokugakuin university Supporting system for Making Academic Plans and Yearly schedule)のアンケート機能を利用した「インターネット集合調査」により、2016年10月2日 12:50〜2016年10月9日 23:59の期間で登録者434人を対象とした調査を実施し、329人から有効回答を得て、有効回答率は75.8%であった。

    【参考文献】
    國學院大學 経済学部 2016年度「アンケート調査」(2017/3/14 公表)『コンビニ、学食、読書時間とプロ野球についての調査』http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2016/index.html

     アンケート調査の結果に基づく文章と表は、その表現が定型化される。したがって、単純集計や基礎クロス集計についての文章や表は、「アンケート調査」報告書で公表した文章や表をコピー&ペーストすると正確かつ高速に文章と表を作成することができる。

  • Copyright 2020 Ogiso Michio

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