・・・・例えば、音楽やテレビ番組をプロデュースすることは、無から音楽やテレビ番組を創造するのではなく、あたかも「出来事、いやむしろ出来事の残片を構造を作り上げる」(Levi-Strauss,C.(訳1976:28)ブリコラージュ(bricolage)のように、すでにある人材などの素材を調整・編集することを通じての創造・制作である。・・・・
(小木曽(2000:44)から)
・・・・Levi-Strauss(訳1976:29)が「科学者が構造を用いて出来事を作る(世界を変える)のに対し、器用人は出来事を用いて構造を作る」とブリコラージュ(bricolage)を対比したように、均衡維持システムから自己組織システム→自己生産システムというシステム理論の変遷は構造よりも過程や内容を重視する視点への変遷であるのかもしれない。・・・・(小木曽(2000:139-40)から)