6 企業におけるネットワーキング【本書の目次へ戻る】【つぎへ】
意思決定の権限を集権化したヒエラルキー型企業は工業化を推進したが、労働疎外を引き起こしたり、消費者のニーズなどの市場環境の多様性や新しい技術革新などの技術環境の変動性に対応できないという限界を持っていた。そこで、労働疎外の克服や市場環境の多様性や技術環境の変動性への対処のための代替策として、分権化による労働者の自律性の増加、セル生産、組織のフラット化、コラボレーションといった、ネットワーク型企業への組織変革が試みられるようになった。
Copyright by 1998,2005 Ogiso, Michio