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2017年度開講 國學院大學 経済学部「演習T」 (担当:小木曽道夫) 募集要項
【応募編】
第3次募集・募集要項
【内容編】
演習Tサマセ | 演習T | 演習Tスプセ | 演習U | 演習Uサマセ | 演習Uスプセ | 演習V | 演習Vサマセ | 演習W |
× | ○ | × | ○ | × | × | ○ | × | ○ |
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修得済み科目 | 教員指定修得済み科目 &履修しておくことが望ましい科目 | 3年次に必ず履修しておくべき科目 |
日本の経済 | 無 | ネットワーク型組織 |
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コンピュータと情報A | ||
基礎演習A | ||
基礎演習B | ||
キャリアデザイン |
(1) テーマ:組織と集合行動の自己生産
(2) キーワード:組織、集合行動、自己生産
(3) ゼミの進め方(合宿など正課授業以外を含む)
2年後期の「演習T」では、「自己生産」という用語を使用していないが、コミュニケーションの自己生産について書いてある新書の文献購読演習、3年通年の「演習U」と4年通年の「演習V」では各自研究テーマを決めての研究演習、4年後期の「演習W」で論文指導演習を実施する予定です。
(4) 演習W以外で、論文などを課す場合の詳細(枚数や時期など)
演習T(2年後期)に文献購読レポート、演習Uの前期(3年前期)と演習Uの後期(3年後期)に研究レポートを課す予定で、字数のペース配分目標は演習Uの前期が4000字、演習Uの後期が8000字
(5) 先輩たちの主な就職先と傾向:
業種の傾向はありません。過去、北関東地域の実家から通勤可能な勤務地限定の職掌への就職希望者は100%就職が決まっています。
(6) 教員について(自己紹介等):
教員について(を開く)
小木曽はゲームについて無知であるため、ゲームを研究テーマとしたい学生に対して、充分な論文指導ができません。
(7) その他:
小木曽ゼミは、研究成果であるゼミ卒業論文の質を分子、(ともに実施しないゼミ合宿とサブゼミを含む)拘束時間を分母とする、研究成果労働生産性が高いゼミです。過去の4年生のゼミ卒業論文・ゼミ論などは
ゼミHP(を開く)を参照してください。(※「國學院大學経済学部 公式版 平成29年度開講『演習T』(ゼミ)募集要項 対象:現2年生」19頁の末尾に「4/21(金)まで」という文言が印刷されていますが、これは教員が原稿を提出する締め切りを削除し忘れたもので、学生の応募とは関係ありません。)
【期待する学生】
3年次の4月には自分で自分の研究テーマを決定でき、4年次の12月中には12000字以上のゼミ卒業論文を執筆する意志がある学生。
Funk、House、Jazz、Rock、Reggae、Soulが好きな学生。
【シラバス】から
科目名 | 教員名 |
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演習1(2) | 小木曽 道夫 |
開講キャンパス | 開講時期 | 曜日 | 時限 | 開講学年 | 単位数 |
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渋谷 | 後期 | 火曜 | 6時限 | 2 | 2 |
組織と集合行動の自己生産
演習の研究テーマは経営組織などの組織と集合行動の自己生産である。
人間はひとりで行動したならば合理的に意思決定することができても、組織や群衆のなかで行動したために非合理的に行動してしまうことがある。原子力ムラに洗脳されたいる人たちにとっては「原発が安全である」ことは自明のことであっても、福島第一原発事故を契機として洗脳が解けた人たちにとっては原発は危険である。ブラック企業は、労働条件に関する嘘をついて求職者を騙し、「会社の利益をあげることが従業員の成長である」と洗脳し、ブラック企業の従業員は労働基準法に違反してサービス残業を受容することが自らの成長であると洗脳される。このように組織のなかで行動しているからこそ、組織外の人びとには理解しがたい非合理的な「信仰」に囚われて非合理的に行動した結果、経営破綻や業績低下に陥ることがある。また、東京株式市場における日経平均株価の、ブラックマンデー後の1987年10月20日の3836円48銭安(-14.90%)という暴落や、リーマン・ショックを契機とする世界金融危機中の2008年10月16日の1089円2銭安(-11.41%)という暴落は、投資家が「もっと株価が下がる前に売りぬかなければもっと損をしてしまうかもしれない」という非合理的な悲観的不安信念に囚われた結果として起きたパニックという集合行動であると考えられる。これらの事例のように、ある人たちが「信仰」していることが他の人たちには理解しにくいことや、将来の株価などが予測不可能であることを指してエントロピーが高いと呼ぶ。
自己生産(オートポイエーシス)とは、組織がコミュニケーションを生産するなど自己が自己の構成素を生産することである。組織が自己生産するコミュニケーションは、利益などの組織成果を高めるもののこともあれば、低めるもののこともある。そして、「組織のコミュニケーションにおけるエントロピーが高ければ組織成果は低くなる(=組織のコミュニケーションにおけるエントロピーが低ければ組織成果は高くなる)」 という命題を演習の研究テーマとする。
「演習T」では、「エントロピー」という用語は用いていないがエントロピーが高いコミュニケーションについての新書などの文献購読演習を行う。
【思考・判断】【技能・表現】
「演習T」の到達目標は文献購読報告ができ、文献購読レポートが書けるようになること。単位修得の要件には、レポートで他者が著作権を持つ文字列を引用できること、報告およびレポートの巻末の参考文献リストで、1.著作権者・2.刊行年・3.書名・4.出版社を正確に記述できることを含む。
第1回 | ガイダンス |
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第2回 | 報告とレポート指導 |
第3回 | 報告とレポート指導 |
第4回 | 報告とレポート指導 |
第5回 | 報告とレポート指導 |
第6回 | 報告とレポート指導 |
第7回 | 報告とレポート指導 |
第8回 | 報告とレポート指導 |
第9回 | 報告とレポート指導 |
第10回 | 報告とレポート指導 |
第11回 | 報告とレポート指導 |
第12回 | 報告とレポート指導 |
第13回 | 報告とレポート指導 |
第14回 | 報告とレポート指導 |
第15回 | 報告とレポート指導 |
授業計画の説明 | 報告スケジュールなどは演習開始後に指示する。 |
※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。
授業時間は報告自体およびレポート指導の場であり、報告準備およびレポートの執筆は授業時間外で実施する。各回の準備学習時間は270分としたが、報告とレポートの準備にかかる時間には個人差がある。
814研究室で開講できる場合には、受講者各自が1台パソコンが使用できる予定であり、パワーポイントを用いたプレゼンテーション技法の習得も到達目標とする。
系統履修上、3年次に「ネットワーク型組織」を履修することが望ましい。
科目担当者からのKEANのアドレス宛のメールを見落とさないこと。
評価方法 | 割合 | 評価基準 |
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平常点 | 100% | レポート40%+報告30%+授業参加30% |
注意事項 | レポート:執筆要綱に準拠すること。 引用書式などレポートの基礎の配点を高くする。
報告:引用書式などレジュメの基礎の配点を高くする。 報告レジュメ・リポートともに、巻末の参考文献リスト点は、1.著作権者・2.刊行年・3.書名・4.出版社orURLのそれぞれの4要素について、(正確に記載した要素数/参考文献リストに掲載した要素数)の比率にウェイト付けする。 授業参加:就職活動・忌引きなどやむを得ない理由での欠席は開講回数から減じて評価するが、その場合は補講を実施する。 |
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※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。
大島賢一(2011)『原発のコスト〜エネルギー転換への視点』岩波新書、今野晴貴(2012)『ブラック企業〜日本を食いつぶす妖怪』文春新書など、「エントロピー」という用語は用いていないがエントロピーが高いコミュニケーションについての新書から選択する予定
書名 | 著者名 | 出版社 | 備考 |
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自己生産する組織 | 小木曽道夫 | 夢窓庵 |
参考になるウェブページ 小木曽ゼミ(を開く)
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