科目名 | 教員名 |
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演習2(4) | 小木曽 道夫 |
開講キャンパス | 開講時期 | 曜日 | 時限 | 開講学年 | 単位数 |
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渋谷 | 通年 | 火曜 | 5時限 | 3 | 4 |
組織と集合行動の自己生産
演習の研究テーマは経営組織などの組織と集合行動の自己生産である。
人間はひとりで行動したならば合理的に意思決定することができても、組織や群衆のなかで行動したために非合理的に行動してしまうことがある。原子力ムラに洗脳されたいる人たちにとっては「原発が安全である」ことは自明のことであっても、福島第一原発事故を契機として洗脳が解けた人たちにとっては原発は危険である。ブラック企業は労働条件に関する嘘をついて求職者を騙す。20世紀の日本の家電メーカーは日本国内でテレビを生産することによって利益をあげてきたが、2010年以降においても日本国内でテレビを生産することに拘泥したパナソニックとシャープは損失を出した。このように組織のなかで行動しているからこそ、組織外の人びとには理解しがたい非合理的な「信仰」に囚われて非合理的に行動した結果、経営破綻や業績低下に陥ることがある。また、東京株式市場における日経平均株価の、ブラックマンデー後の1987年10月20日の3836円48銭安(-14.90%)という暴落や、リーマン・ショックを契機とする世界金融危機中の2008年10月16日の1089円2銭安(-11.41%)という暴落は、投資家が「もっと株価が下がる前に売りぬかなければもっと損をしてしまうかもしれない」という非合理的な悲観的不安信念に囚われた結果として起きたパニックという集合行動であると考えられる。これらの事例のように、ある人たちが「信仰」していることが他の人たちには理解しにくいことや、将来の株価などが予測不可能であることを指して情報エントロピーが高いと呼ぶ。
自己生産(オートポイエーシス)とは、組織がコミュニケーションを生産するなど自己が自己の構成素を生産することである。組織が自己生産するコミュニケーションは、利益などの組織成果を高めるもののこともあれば、低めるもののこともある。そして、「組織のコミュニケーションにおける情報エントロピーが高ければ組織成果は低くなる(=組織のコミュニケーションにおける情報エントロピーが低ければ組織成果は高くなる)」 という命題を演習の研究テーマとする。
「演習U」の研究課題は、(外部の組織から受動的に与えられるのではなく、)受講者が自ら能動的に決定して、研究演習を行う。
【思考・判断】【技能・表現】
「演習U」の到達目標は研究報告ができ研究論文が書けるようになること。さらに、ゼミの活動報告についてのWebコンテンツを作成する技能を身につけることも目標とする。
第1回 | ガイダンス |
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第2回 | 報告と論文指導 |
第3回 | 報告と論文指導 |
第4回 | 報告と論文指導 |
第5回 | 報告と論文指導 |
第6回 | 報告と論文指導 |
第7回 | 報告と論文指導 |
第8回 | 報告と論文指導 |
第9回 | 報告と論文指導 |
第10回 | 報告と論文指導 |
第11回 | 報告と論文指導 |
第12回 | 報告と論文指導 |
第13回 | 報告と論文指導 |
第14回 | 報告と論文指導 |
第15回 | 報告と論文指導 |
第16回 | 報告と論文指導 |
第17回 | 報告と論文指導 |
第18回 | 報告と論文指導 |
第19回 | 報告と論文指導 |
第20回 | 報告と論文指導 |
第21回 | 報告と論文指導 |
第22回 | 報告と論文指導 |
第23回 | 報告と論文指導 |
第24回 | 報告と論文指導 |
第25回 | 報告と論文指導 |
第26回 | 報告と論文指導 |
第27回 | 報告と論文指導 |
第28回 | 報告と論文指導 |
第29回 | 報告と論文指導 |
第30回 | 報告と論文指導 |
【授業計画の説明】
報告スケジュールなどは演習開始後に指示する。
【授業時間外の学習方法】 授業時間は報告自体および論文指導の場であり、報告準備および論文の執筆は授業時間外で実施する。各回の準備学習時間は270分としたが、報告と論文の準備にかかる時間には個人差がある。
814研究室で開講できる場合には、受講者各自が1台パソコンが使用できる予定であり、パワーポイントを用いたプレゼンテーション技法の習得も到達目標とする。
系統履修上、3年次に「ネットワーク型組織」を履修すること。
科目担当者からのKEANのアドレス宛のメールを見落とさないこと。
評価方法 | 割合 | 評価基準 |
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平常点 | 100% | リポート40%+報告30%+授業参加30% |
注意事項 | ||
リポート:執筆要綱に準拠すること。剽窃または盗作した場合は不合格とする。ペース配分目標は、前期リポートが4000字、学年末リポートが8000字とする。
報告:引用書式などレジュメの基礎の配点を高くする。 授業参加:就職活動・忌引きなどやむを得ない理由での欠席は開講回数から減じて評価するが、その場合は補講を実施する。 系統履修上、3年次に「ネットワーク型組織」を履修すること。 科目担当者からのKEANのアドレス宛のメールを見落とさないこと。 |
※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。
各自の研究テーマに応じて指示する。
書名 | 著者名 | 出版社 | 備考 |
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自己生産する組織 | 小木曽道夫 | 夢窓庵 |
参考になるウェブページ 小木曽ゼミ(を開く)
月曜日 12:00〜12:50 814研究室