國學院大學 平成31年度SYLLABUS

科目名 教員名
アンケート調査 小木曽 道夫

開講詳細

開講キャンパス 開講時期 曜日 時限 開講学年 単位数
渋谷 通年 月曜 5時限 234 4

講義概要

授業のテーマ

アンケート調査を設計・実施する技能を習得するための「実戦」~調査研究のもうひとつの現場

授業の内容

 調査研究の現場のひとつが調査研究の対象者が生きている現場であるの対して、調査研究の委託業務の下請労働がもうひとつの現場である。この科目はアンケート調査の技能を習得するための、さしづめ軍事用語ならば「演習」ではなく実際に調査を実施する「実戦」科目であり、調査研究の委託業務の下請労働も自分でやる方式で「実戦」を行う。なお、受講者各自が各自の調査を企画・実施するのではなく、1つの調査を共同作業で企画・実施する。SPSSがインストールされているC5を使用する予定である。
 「アンケート調査入門」の受講者を対象とし、K-SMAPYⅡのアンケート機能を利用したアンケート調査を実施する予定である。したがって、調査対象が限定されるため、記述ではなく、変数間関係の分析に焦点を当てた設問を設計することが望ましい。ただし、諸般の事情により集合調査に代替する可能性がある。
 課題の概要については下記の授業計画の説明を参照。

到達目標

【技能・表現】
受講者がアンケート調査を設計・実施する技能を習得する。

授業計画

第1回 ガイダンス
第2回 課題
第3回 課題
第4回 課題
第5回 課題
第6回 課題
第7回 課題
第8回 課題
第9回 課題
第10回 課題
第11回 課題
第12回 課題
第13回 課題
第14回 課題
第15回 課題
第16回 課題
第17回 課題
第18回 課題
第19回 課題
第20回 課題
第21回 課題
第22回 課題
第23回 課題
第24回 課題
第25回 課題
第26回 課題
第27回 課題
第28回 課題
第29回 課題
第30回 課題
授業計画の説明 【「実戦」計画】
課題の詳細および日程はhttp://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2019/plan.htmlにより指示する。
【「実戦」計画】 課題の詳細および日程はhttp://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2019/plan.htmlにより指示する。受講者が課題を完成させる速度に応じて授業が進行するため、授業計画を事前に明確化することはできない。
課題1.情報保護誓約書の提出:履修登録締切日までに課題1.情報保護誓約書を提出すること。情報保護誓約書を提出しない者は、情報保護誓約書の全項目に同意できない=授業妨害を目的として履修すると判断して不合格とする。
課題2.調査項目案~この課題に基づいてグループ分けを行なう。課題2.および課題3.で不合格になれば課題4.以降には進めない。
課題3.設問案~課題2の内容に準拠して、質問する設問とその設問の担当者を決定する。この課題からグループごとの共同作業が始まる。
課題4.設問の作成(前期レポートに相当)~グループ(または必要に応じてグループ内部で設問を分担するチーム分けをして、チーム)ごとに分担した設問(=質問文と回答選択肢)を作成する。 なお、1.回答者が誤回答しやすい、2.誤回答を訂正するデータ・クリーニングは受講者には難易度が高すぎる、という理由から、濾過型設問は禁止する。
課題5.プリテストへの回答:調査票を改善するために複数回実施するプリテストに回答し、他の受講者が作成した設問を含めて調査票を改善する。
課題6.変数ラベルと変数値ラベル。課題6.までを前期中に完了させる予定である。
集合調査に代替した場合の課題~データ入力
課題7.集計:単純集計、多重回答、クロス集計の順で実施する予定
課題8.自分が分担した設問のクロス集計とχ二乗値検定(課題8.の一部であり、その他の統計技法は提出を課さないが、クロス集計とχ二乗値検定だけ提出を義務づける。)
課題9.分析:分散分析、相関分析、因子分析、回帰分析の順で実施する予定
課題10.レポート~調査報告書の原稿となるレポートの執筆: 執筆分担は(原則として)自分または自分たちが担当した設問についての集計・分析を担当する。共同執筆も可。※提出するレポートの書式は原則としてHTML書式とする。
必須ではない課題.詳細分析(課題10に含めて評価する。作図表を含む。なお、作図表の詳細については、小木曽道夫著(2006)『SPSSによるやさしいアンケート分析 第2版』オーム社、ISBN4-274-06652-5 C3041 定価(本体2400円【税別】)参照)

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

授業時間外の学習方法

調査「実戦」科目であるため、授業時間は科目担当者または他の受講者との打ち合わせのための時間であり、SPSSを使用する課題を除いて、課題は授業時間以前の準備学習で実施すること。
既発表の調査報告書http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/ を熟読しておくこと。

受講に関するアドバイス

「アンケート調査」の前提科目は「アンケート調査入門」である。2017年以降入学者の場合は「アンケート調査入門」の前提科目は「調査研究入門」である。

成績評価の方法・基準

評価方法 割合 評価基準
レポート61%うち前期レポートに相当する課題4が20%、通年レポートに相当する課題10が41%
平常点 39% 授業参加に関する課題1,2,3,4,5,7,8,9の合計
注意事項 課題の詳細は授業計画の説明を参照
2018年度は、通年月曜日4限開講で、登録者=28人、うち、合格者=22人、不合格者=0人、履修放棄者=6人で、履修放棄者を除く22人の素点の平均値=82.18、中央値=80.50、標準偏差=6.382
科目担当者からの*@kokugakuin.ac.jp宛のメールを見落とさないこと。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

教科書・参考文献等

教科書

前期は教科書は使用しないが、前年度の「アンケート調査入門」の教科書を教科書に準ずる参考文献とし、これやその他の教材をK-SMAPYⅡにアップロードしておく。
後期の教科書は小木曽道夫(2012) 『SPSSによるやさしいアンケート分析 第2版』オーム社 、および、SPSSの使い方

参考文献

書名 著者名 出版社 備考
SPSSによるやさしいアンケート分析 第2版 小木曽道夫 オーム社 ISBN978-4-274-06868-3 C3041

参考になるウェブページ

既発表の調査報告書(を開く)
SPSSの使い方(を開く)

オフィスアワー

月曜日 12:00~12:50 814研究室

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