科目名 | 教員名 |
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基礎演習A(再) | 小木曽道夫 |
開講キャンパス | 開講時期 | 曜日 | 時限 | 開講学年 | 単位数 |
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渋谷キャンパス | 前期・後期 | 月曜 | 7時限 | 1 | 2 |
大学で学ぶための基本的学修スキルの修得
【授業内容】
「基礎演習A」では、大学生に求められる基礎的学修スキル(スタディスキル)について、グループワークを主体として修得します。ここでいう基礎的学修スキルとは、ノートの取り方、情報検索・収集の仕方、専門書の読み方、情報整理の仕方、論理構成の立て方、レポート・レジュメ(報告資料)・スライド作成の仕方、発表の仕方といった大学での学びに必須の「基礎学力」だけでなく、そうした基礎学力や専門知識を生かす力=「社会人基礎力」を指します。
社会人基礎力とは経済産業省が定義したもので、「前に踏み出す力」(一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力)、「考え抜く力」(疑問を持ち、考え抜く力)、「チームで働く力」(多様な人々とともに、目標に向けて
協力する力)からなり、大学生活だけでなく社会に出ても必要となります。
この授業では、全体を通じて4 人程度の少人数のグループワークをもとに基礎学力の修得を図り、後半では課題解決型学習(PBL:Problem-Based Learning)を中心として社会人基礎力を涵養します。
この「基礎演習A」と後期に開講される「基礎演習B」を通じて、経済学部での学びと社会との関連性を知り、國學院大學経済学部が目指す「経済と経済学に関する基礎力と日本経済に関する知見を兼ね備えた、社会に貢献する専門的教養人」の陶冶を目指します。
【授業1回分実施方法について】
本授業の回数は15 回ですが、そのうちの 回は授業1回分の課題を課します。
<知識・技能>
・大学で学ぶための基礎的学修スキル(スタディスキル:ノートの取り方、情報検索・収集の仕方、専門書の読み方、情報整理の仕方、論理構成の立て方、レポート
・レジュメ・スライド作成の仕方、発表の仕方等)を身につけることができる。
・大学で学ぶための基礎的学修スキルを用いることができる。
<思考力・判断力・表現力>
・文献や資料を正確に読み取り、論理立てて構成することができる
・文献や資料を正確に読み取り、それについて自分の意見をもつことができる。
・自分の意見や主張について根拠をもって説明し、相手に伝えることができる。
<主体性・多様性・協働性>
・課題に対して主体的かつ根気強く取り組むことができる。
・多様な学生とのグループワークを通じて、目標に向けて協働することができる。
評価方法 | 割合 | 評価基準 |
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平常点 | 100% | ・全回出席が原則です。4 回の欠席でR 評価となります。
・受講態度、学習の到達状況、課題、レポートの内容・提出状況等を総合的に評価します。 |
第1回 |
授業の概要とノートテイキングの方法
・大学の学修 ・授業目的・内容・計画・成績評価等の説明 ・グループワーク型授業の目的と重要性 ・ノートテイキングの重要性と方法の説明 |
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第2回 |
グループワークの方法と実践
・グループワークの仕方を説明 ・ファシリテーションの仕方を説明 ・演習:グループワークの実践 |
第3回 |
スタディスキル「リサーチ」(1)(情報リテラシー)
・情報との向き合い方の説明 ・情報検索・収集の仕方の説明 ・演習:情報の信頼度を比較検討する |
第4回 |
スタディスキル「リサーチ」(2)(サーベイ)
・オンラインデータベースの利用方法を説明 ・演習:さまざまなデータベースで検索し、情報を収集する |
第5回 |
スタディスキル「シンキング」(1)(読解)
・専門書の読み方の説明 ・論文の読み方の説明 ・演習:文章の事実と意見を捉えた上で、要約する |
第6回 |
スタディスキル「シンキング」(2)(情報整理)
・グルーピング ・抽象水準 ・ロジックツリー ・演習:ロジックツリーを作成し、グループで共有する |
第7回 |
スタディスキル「シンキング」(3)(論理構成)
・論理思考 ・論理展開 ・事象間の関係(独立・相関・因果) ・演習:事象間の関係を捉える |
第8回 |
スタディスキル「アウトプット」(1)(レポートの書き方1)
・レポートとは何かを説明 ・レポートの種類を説明 ・レポートの構成方法を説明 ・レポートを書くときの注意点を説明 ・演習:レポートの論理構成を考える |
第9回 |
スタディスキル「アウトプット」(2)(レポートの書き方2)
・パラグラフライティングの方法を説明 ・正確な文章の書き方を説明 ・本文での引用の仕方を説明 ・参考文献の記載の仕方を説明 ・演習:パラグラフライティングの実践 |
第10回 |
スタディスキル「アウトプット」(3)(レジュメ・プレゼン資料の作
り方)
・概要の書き方の説明 ・箇条書きの説明 ・プレゼンテーション資料の作成の仕方の説明 ・演習:レジュメ・プレゼン資料について疑問点を議論する |
第11回 |
プロジェクト(1):課題解決型学習(プロジェクトマネジメント)
・プロジェクト全体の目標を設定し、課題解決に向けて計画を立てる ・作業方針、役割分担、グループ内ルールを明確にする ・文献・新聞・統計データなどを用いたレジュメをグループ内で発表し、情報を分類・整理する |
第12回 |
プロジェクト(2):課題解決型学習(リサーチ&シンキング)
・文献・新聞・統計データなどを用いたレジュメをグループ内で発表し、情報を分類・整理する ・課題解決へ至るロジックや新しい解決方法を理解し、具体的に考える ・グループワークの進捗状況や課題を発表する |
第13回 |
プロジェクト(3):課題解決型学習(シンキング)
・文献・新聞・統計データなどを用いたレジュメをグループ内で発表し、課題解決のロジック(主張と根拠)をまとめる ・クラス内発表 |
第14回 |
振り返り:個人/グループ
・プロジェクト全体をグループで振り返る ・前期の授業を振り返り、課題を分析する |
第15回 |
教員任意設定課題
・授業1 回分に相当するレポート課題(共通課題ではなくクラスごとに設定) ※提出期限は授業内で指示 |
※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。
•授業時間中だけで完結する科目ではありません。課題はほぼ毎回出されます。授業前日までに充分時間をかけて準備を行い、授業に臨んでください。
•課題は主にレジュメ(報告資料)の作成です。レジュメの作成には、文献や情報の検索・収集・精読・分析が含まれます。最低2時間の予習が必要です。
•大学で学ぶための基礎的学修スキルの修得のためには、毎回の取り組みと事前のしっかりとした予習が不可欠です。欠席するとそのスキルを修得できないばかりか、他の取り組みや演習全体の実施にも影響しますので、くれぐれも注意してください。
•課題解決型プロジェクトでは、プロジェクトの目標設定と計画に対する実行力、他者に対する働きかけ力も求められます。失敗を恐れずに、積極的かつ主体的にワークに取り組んでください。
•基礎演習担当者は全員が専任教員です。授業や大学生活などわからないことはいつでも相談してください。
特に指定しない
書名 | 著者名 | 出版社 | 備考 | K-aiser |
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『大学生 学びのハンドブック』(3訂版) | 世界思想社編集部編(2015) | 世界思想社 | ||
『アカデミック・スキルズ』(第2版) | 佐藤望他 | 慶應義塾大学出版会 | ||
『クリティカル・リーディング入門』 | 大出敦 | 慶應義塾大学出版会 | ||
『資料検索入門』 | 市古みどり他 | 慶應義塾大学出版会 | ||
『グループ学習入門』 | 新井和広・坂倉杏介 | 慶應義塾大学出版会 | ||
『新版 論文の教室』 | 戸田山和久 | NHK出版 | ||
『知へのステップ』(第4版) | 学習技術研究会 | くろしお出版 |
経済産業省(更新年不明)「社会人基礎力(METI/経済産業省)」http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/、2018年2月9日参照
月曜日12:00~12:50