日下部悟士君の文章

 

 日下部君は、とても個性的な少年です。恋愛やロックバンドのことを、自由自在に語っています。

 不随意運動が激しいように見受けられる中、2スイッチワープロで二つの押すスイッチを両手で押し分けて、文章を綴っています。

小学6年

 

あにいたよかった。すてきだったとおもう。(2003年2月15日)

(これは、そばにいた府中養護の外山先生がお楽しみ会で「アニータ」の女装をしたことがあり、そのことを書いたものです。日下部君が、生まれて初めて綴った文章です。)

 

中学1年

にこたまのねことふたりだけでいきたいの。みなみとふたりで。なつやすみすぐにゆきたいよ。ねこたまにゆこうよ。(2003年6月21日)

(大好きなみなみ先輩に対する熱烈なるラブコールの文章です。)

 

さめやらぬあいがすてきさ。みなみさんこのあいうけとめろよ。(2003年8月2日)

(みなみ先輩への思いですが、文章というより、歌の歌詞のように思えます。

中学2年

 

みなみがすきーさ。(2004年4月17日)

(みなみ先輩への続編です。)

 

かをはかわいいけど、いまいちおとがはずしぎみだから、うたをれんしゅうしてね。くさかべさとし。(2004年10月15日)

(おかあさんと一緒にコンサートに行ったりするロックバンドのことを書いたそうです。)

 

しゃちょうがんばーれ。ひさしぶりにあえてうれしいよ。めんばーのひともがんばれー。またほーむぺーじみにきてね。くさかべさとし。(2004年12月18日)

(おかあさんと一緒によくでかけるロックバンドの、「しゃちょう」と呼ばれるリーダーへの手紙として書きました。)

中学3年

 
ひさしぶりだねえ。みなみさん、げんきだったの?ぼくは、みなみさんにあえなくてさみしくてつまらなかったよ。またでぃずにーしーにいきたいね。(2005年4月16日)
(みなみ先輩にひさしぶりに会って生まれた文章です。)



さとしいろいろなことがあってきいてほしいきもちがいっぱいあってこまっています。まいにちおへやでくつうがありたいへんだよ。(2005年6月18日)
(今の生活の中での思いです。もっと詳しく聞けるとよかったのですが…)



わしのようなまじめなしせいかつをしてよ。さとし。(2006年2月18日)
(8か月ぶりの文章です。睡魔とたたかいながらの文章でした。母へのメッセージということでした。わしという言い方を若者はするんですね。)


高校1年

みなみさんがすきです。みなみさんにあいをかたりこのきもちつたえたいな。なんていえばさあいをつたえられるのかな?みなみさんすきなかしゅがいるかな?せんぱいーすきー!!さとし。しにきょくをつけてくれよな。(2006年8月26日)

高校2年

しばたせんせいあいたさがつのってたまらなかったぜなやんでよるのながさがみにしみる。なかなかしせつせいかつをするのはたいへんでおもうようにはいかないけどしんでしまうわけにはいかないのでがんばっていきているぜ。もっとりかいしゃがほしいとおもっているけどわかってくれるひとはすくないからどうしようもない。わかってくれるひとをどうやったらふやすことができるかわからなくてこまっている。よいかんがえはないかおしえてほしい。ねがっていることはただひとつだけあいしあっていきていくことだ。ほんとうにそうおもう。ぼくらはみんなそうおもいながらまいにちいきている。わかってもらいたい。なぜわかってもらえないのかがわからないけどわかってもらえるまでうったえていくつもりだ。(2007年6月23日)