○趣旨:
これまで本学COEプログラムでは、神道の歴史的な展開過程、その独自性と普遍性や、連続と非連続の実態解明にむけ、様々な角度からの研究を進めてきた。そこでは日本歴史上の各時代における神道および神道を中心とする日本文化に関する具体像が明らかにされ、当該研究における深化が着実に図られつつある。
今回開催するシンポジウム「国家と祭祀の歴史的展開」は、これまで本プログラムで蓄積してきたこれらの研究成果を一つに収斂させることを目的として、神道と日本文化を考える上で欠くことできない重要なテーマである国家と祭祀との関わりに視座を据えて、古代から近代にいたる、その歴史的な展開を解明しようとするものである。
○日時:
平成18(2006)年9月22日(金) 9時30分〜18時00分
○会場:
國學院大學 120周年記念1号館1階・1105教室
○発題
【古代〜中世】
・岡田莊司(事業推進担当者)
「古代・中世の神社と神道」
・鈴木靖民(事業推進担当者)
「古代の神信仰と外来信仰」
・山崎雅稔(COE研究員)
「東アジアの交流と平安時代の神祇」
・加瀬直弥(研究開発推進センター講師)
「古代中世転換期の神社について」
・太田直之(研究開発推進センター講師)
「室町幕府の神祇政策」
【近世〜近代】
・根岸茂夫(事業推進担当者)
「江戸幕府の祭祀と東照宮」
・武田秀章(事業推進担当者)
「明治維新と天皇祭祀」
・松本久史(日本文化研究所講師)
「近世の国家における「祈祷」の意義」
・星野光樹(21世紀研究教育計画ポスドク研究員)
「近代における神社祭祀制度の確立過程」
・藤田大誠(21世紀研究教育計画ポスドク研究員)
「国家神道と祭政一致論」
○コメンテーター
井上 寛司氏(大阪工業大学教授)
○司会
千々和到(事業推進担当者)
阪本是丸(事業推進担当者)
※参加費は無料です(弁当等の準備はありません)。
お申し込みの必要はありません(ただし、当日は受付でお名前・ご住所等をご記入いただきます)。
お問い合せ等はこちらまでお願いいたします。