研究集会「現代社会における神社神道の現状―情報化社会と神社神道」
【日時】 9月9日(土) 14:00〜18:00
【場所】 國學院大學120周年記念2号館1階 2102教室
【開催目的】
神道は日本文化の重要な要素として現代社会でも命脈を保っていると言われる。しかし、個々の具体相に焦点を当ててみれば、困難な課題に直面してもいることがわかる。そのような現状に対する理解を広く共有・発信するには、実証的なデータの蓄積に加えて、現代社会と宗教文化全体を展望する視座の確立が必要である。
今回の研究集会では、「情報化」に焦点を当てる。1990年代以降の急速なインターネットの普及は、神社神道にもさまざまな変化や議論をもたらした。そこには戦後の社会変動の中ですでに表れていた問題が繰り返されている部分もあれば、全体社会が情報化・グローバル化を進めている中で全く新しい問題が表出している部分もあるように思われる。そうしたアップ・トゥ・デートな状況をめぐって、研究者・学生ばかりでなく当事者・関係者の方々にも知見の提供と問題提起をしていただく機会としたい。
そこで、前半の第1部では、インターネットによる情報発信を自発的、積極的に推進してこられた神職、50社を超える神社ウェブサイトの制作を手掛けてこられたIT事業者、といった方々を発題者に迎える。さらに、一般の人々の神社神道に関するメディア情報のニーズという観点から、神道関連書籍の出版動向を実証的に調査している大学院生からの報告を加える。以上を受けて、後半の第2部では、具体的なトピックや問いに即したディスカッションを行う。
【内容】
第1部: 発題・報告
黒崎浩行 (事業推進担当者)
熊懐隆三 (神社オンラインネットワーク連盟事務局)
佐々木芳信 (FJ, inc. 代表)
坂本直乙子 (國學院大學大学院文学研究科博士課程後期)
第2部: ディスカッション
司会: 石井研士 (事業推進担当者)
※参加申し込みは不要です。
【問い合わせ先】
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