投稿日時: 2004-5-26 18:29:02 (5048 ヒット)
神道・日本文化国際シンポジウム(第3回)「神道の連続と非連続」
日時 2004年9月4日(土)13時半〜17時
5日(日)10時半〜17時半
場所 国学院大学120周年記念1号館1階 1105教室
参加費 無料
パネリスト
Klaus Antoni(ドイツ、テュービンゲン大学教授)
Arnaud Brotons(フランス、国立東洋言語文化研究所講師)
Gary L. Ebersole(アメリカ、ミズーリ州立大学教授)
Liudmila Ermakova(神戸市外国語大学教授)
Fabio Rambelli(札幌大学教授)
総合コメンテータ
川村邦光(大阪大学教授)
セッション・コメンテータ
遠藤潤(国学院大学日本文化研究所助手)
太田直之(国学院大学21世紀研究教育計画嘱託研究員)
加瀬直弥(国学院大学21世紀研究教育計画嘱託研究員)
藤井弘章(国学院大学日本文化研究所講師)
松本久史(国学院大学日本文化研究所助手)
司会
井上順孝(国学院大学教授)
Kate Wildman Nakai (上智大学教授)
Norman Havens(国学院大学講師)
【 趣旨 】
2002年度秋より開始された国学院大学21世紀COEプログラム「神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成」では、神道・日本文化研究者の国際的ネットワーク形成を目指して、連続シンポジウムを企画しました。シンポジウムには「神道・日本文化研究国際シンポジウム」というシリーズ名を与え、これまで2回の国際シンポジウムと、これと関連した1回のミニ国際シンポジウムを開催してきました。
2003年3月の第1回シンポジウムは、「各国における神道研究の現状と課題」がテーマであり、また同年9月の第2回シンポジウムは「〈神道〉はどう翻訳されているか」がテーマでありました。同年12月のミニ国際シンポジウムも第2回と同じテーマのもとに行いました。これらのシンポジウムは、並行して行なわれている『神道事典』の改訂・英訳とその編集作業と深く関わっています。最近の日本の神道研究の成果を示す『神道事典』の改訂・英訳を、多くの外国人研究者との協力のもとで進めていますが、この作業を軸に、国内の神道研究者と国外の神道研究者のいっそうの学術交流を目指しています。
これまでのシンポジウムの結果、神道を日本文化や日本宗教一般の中でどのように位置付けていったらいいのかという点が、きわめて重要な課題として浮き彫りになってきました。これは神道をどのような視点から捉えるかで大きくことなってくる事柄です。そこで第3回のシンポジウムにおいては、「神道の連続と非連続」をテーマとしつつ、神道という概念が必要となるのはどの時代からと考えるか、神道と呼ばれてきたものの時代的変化をどう理解するか、神道と他の宗教との関係をどう扱うか、などの問題について日本及び国外の神道研究の傾向を踏まえながら、討議することとしました。このことにより、現在の神道研究において見解が分かれているのはどのような点かを確認したいと考えています。
【スケジュール】
9月4日(土)
13:30 挨拶及びシンポジウム趣旨説明 井上順孝
<セッション 1>
司会 中井ケイト
13:50〜15:10
発題1 リュドミーラ・エルマコーワ(Liudmila Ermakova) 「歴史における神道という概念をめぐって」
コメント 加瀬直弥
15:40〜17:00
発題2 アルノー・ブロトン(Arnaud Brotons)「古代・中世における熊野の信仰」
コメント 藤井弘章
9月5日(日)
<セッション 2>
司会 ノルマン・ヘイヴンズ
10:30〜11:50
発題 ファビオ・ランベッリ(Fabio Rambelli)「『麗気記』にみる神道の連続と非連続」
コメント 太田直之
13:00〜14:20
発題 ゲイリー・エバーソール(Gary L. Ebersole)「宗教史のなかの神道の扱い」
コメント 遠藤潤
<セッション 3>
司会 井上順孝
14:35〜15:55
発題 クラウス・アントーニ(Klaus Antoni)「神道と国体―政治的イデオロギーとしての連続性を中心に」
コメント 松本久史
16:00〜17:30
総合討議
総合コメンテータ 川村邦光
*各発題は30〜40分、コメントは10〜15分(総合コメントは20〜30分)、残りは自由討議に充てます。
*タイトルは仮題を含みます。
【事務局連絡先】
〒150-8440 東京都渋谷区東4-10-28 國學院大學日本文化研究所
Tel 03−5466−0355
Fax 03−5466−9237
URL http://21coe.kokugakuin.ac.jp/
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