皆様、元気でお過ごしのことと思います。
やっと、こちらの生活に慣れ親しんできた今日この頃です。
(1)
このところ、こちらへのNPO,NGO視察・交流グループが立て続けに来ており、何
人か懐かしい人々に会いました。こちらの団体でインターン経験するために、次々と若い日本人も多数来ています。
先日は、交流成果の発表セミナー(JUCEE主催)があり、日本各地のNPOセンターの人やNGO(SVA:シャンティ国際ボランティア会など)の人も来ておりました。
日米コミュニティ・エクスチェンジ {JUCEE:Japan-US.Community Education & Exchange)
の発表会で、仙台、東京、大阪の国際協力プロジェクトや相互経験交
流の様子が興味深く報告されていました。
基調講演のスピーカーには、
カリフォルニア大学バークレー校(U.C.B) の日本
の政治 経済の専門家 Steven K. Vogel氏( Dep. of Political Scuience)
による日米の
NGO・ NPO 国際比較の話題提供などもあり、参考になりました。
もう一つは、日本太平洋資料ネットワーク(JPRN)のグループです。
(事務局長:柏木宏)
両者とも似たようなことをしている姉妹組織で、日本からの若者のインターン研
修や国際交流を盛んに行っています。
参考:
(http://www.jprn.org/japanese/)
(http://www.jucee.org/jp/index.html)
(先日の交流ツアーには、
東北大学名誉教授でマルクス経済学の大家『 大内秀明 』
も参加されており、仙台でのシニアネット理事長を務め、近年NPOに肩入れしていると
のことでした。
「近経・マル経」問わず、一部ではありますが、NPO,NGOばやりの昨今の様子で
す。)
(2)
U.C.Bの大学での生活も慣れてきたところです。 先日は、大学所属の「社会人権センター」の国際プログラム体験報告会(選考
された人に は活動資金が提供され海外派遣される)がありましたが、コソボやアフリカなどの難民 救援活動、環境保全・開発問題
(ナルマダダム問題等)、教育支援(学校作り等)など の報告がありました。
教育プログラムの一環に位置づけられているとともに、外部の人にも参加機会
が開かれて おり、学生・院生のみならず社会人(高校教師等)も参加していました。
参考:(http://globetrotter.berkeley.edu/humanrights)
また学生のコミュニティ・ボランティア組織「 Cal coap 」の活動も盛んで、
先日も 公開のランチテーブル(昼食持ちより会)で、バークレーの社会運動の歴史と現
在 (Berkeley、Social Activism)についての話がありました。
参考:(http://www.uga.berkeley.edu/calcorps/home.html)
(3)
私を受け入れていただいたホストの先生は
環境倫理・環境史・エコフェミニズムの 研究家(Carolyn Merchant 先生)
です。ウェブサイトでも、内容紹介が出ていますが、 ご関心あればのぞいてください。
2000年度優秀授業を受賞しており、私も一部授業参加させていただいております
が、とても参考になります。↓
(http://www.cnr.berkeley.edu/departments/espm/env-hist/)
*最後に参考文献、米国のNPO関連で、最近刊行された書物を紹介します。ぜひ御一読ください。
岡部一明著『サンフランシスコ発:社会変革NPO』お茶の水書房。
山岸英雄編『アメリカの NPO』第一書林。