第5段  『2000/12/25(月)掲載)』  カリフォルニア便り(バークレー通信:クリスマス・新年おめでとう!)  【戻る】

 
 その後の、こちらの生活の一端を少しばかり紹介しましょう。

(1) 家のすぐ裏の自然公園地域(Wildcat Canyon)は、延々と沢筋沿いに奥深く続いており、となりのティルデン(Tilden)自然公園地域、レッドウド(Redwood)自然公園地域につながっています。秋になり雨の季節になると、沢向こうの山々の乾燥して枯れ果てていた草たちが、緑を取りもどして生き生きとしてきます。丘陵地帯に放たれている牛たちも元気づいてくるようです。  お隣のティルデン(Tilden)自然公園には、環境教育のセンターやリトルファーム(小さい農場)があり、自然観察や文化行事なで毎週のように様々な催しが行われています。休日には子供たちとリフレッシュの時が過ごせます。
(写真、WebSite 参照)

*イーストベイ(East Bay)地域全体の自然公園のサイト:  http://www.ebparks.org

(2) またこの間は、巨大カボチャを飾り付けてのハローウィンの催しや感謝祭休日(Thanks Giving Day)、そして間近に迫ったクリスマスと、アメリカ文化の多様性と混合形態を肌で感じてきました。子供たちの学校での行事や地域の公立英語学校(Berkeley Adult School)での先生や様々な国の人たちとの交流をとおして、貴重な体験ができました。アトラクションとして、サンフランシスコのユニオン広場でのメイシイ(Macy)百貨店の恒例のクリスマスツリー(点火)イベントに立ち会って家族そろってのデジタル写真を撮ってもらいました。
  同じく恒例といえば、ホワイトハウスでは毎年、米国の州から年度ごとに巨大クリスマスツリーが送られて、はでやかに飾られています(WebSiteで各年度のツリーを見ることができます)。
2000年度ミレニアムツリーをのぞいてみてください。↓

http://www.millenniumtree.org/
http://www.senate.gov/~daschle/tree/


(3) さて、マーチャント先生の授業「ESPM161:環境思想・倫理」も秋学期が無事に終わりました。レポートや試験とともに、自由課題があり、毎週個人・グループでの発表とディスカッションがあってとても参考になりました。発表には、自分と自然・環境との関係を様々に表現した作品が、絵画、詩、エッセイ、民族音楽等の紹介やら、廃棄物問題の地域レポート、NGO団体の活動紹介、ビデオ取材レポート、ホームページ作品・・・・・など個性的なものが数多くありました。

 以下参考までに、授業「ESPM161」の公式ホームページ、グループで作成した「バークレー」環境入門ウェッブサイト、個人作品の「ポストモダンサイエンス・ページ」を紹介します。

授業公式ページ:  http://www.cnr.berkeley.edu/departments/espm/env-hist/espm161/
バークレー環境入門ウェッブサイト:  http://www.spindrift.org/lightfoot/local.htm
ポストモダンサイエンス・ページ:  http://www.ocf.berkeley.edu/~taltman/espm/



(付録)バークレーという街は、大学町という側面とともに、自由と革新のセンター的な地域として有名なところでもあります。 1960年代のフリースピーチ運動や学生運動、近年のエコロジー運動など時代の革新部分をリードしてきました。
 例えば、『エコトピア・レポート』(邦訳:創元社文庫)を書いたアーネスト・カレンバック氏の本拠地であり、リチャード・レジスター著『 エコシティ ー バークレーの生態都市計画』(邦訳:工作舎)などを見てもその様子が想像できます。


 【戻る】