焼玉エンジンは、明治後期から蒸気よりも簡単な内熱機関として日本に導入が始まった。重油または軽油を直接シリンダ内に噴射し、シリンダ内に吸入した空気を圧縮することに加え、シリンダの上部の加熱された焼玉の熱が補助となって着火する。走行するとき、エンジンからポンポンと音が出ることからポンポン船とも呼ばれる。そのエンジンの特性である着火から庄内地方ではチャッカーあるいはチャッカ船と呼ぶ。