「ほいと」は庄内地方で乞食、食べ物にいやしい人の意。萬葉集に「乞食者詠歌二首」があり、その他にも「乞食歌」という題の民謡が存在する。
「乞食者」は「ほかひひと」と訓読みする。元々ほかひひとは道々で芸能を演じる人々を指す言葉だった。しかし、中国の乞索児(現代でいう孤児)の和訓に該当する言葉がなかったため、最も意味の近かった「ほかひひと」が当てられた。