主要食料となる米の配給は、政府の割り当てに基づき、山形県の食料科、県食料営団、配給所を通じて配給された。厳重な統制のもとに販売価格も定められていた。米農家にも厳しい供出米の割り当てがあり、表向きは保有米以外に余分な米はないことになっていた。しかし、現実的には主要食料によって得る全カロリーの約3分の1は闇物資によって補われていた。