わたしは満足して目覚ましを止め、うつ伏せになって数本の巻き煙草を吸う。今朝も晴れのようである。午前中晴れてさえいれば、午後は曇ってもわたしの家は暖房はいらない。 「梵字川の煌めき」(『森敦全集』第八巻、542頁)