3 『延喜式』巻八
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- 冊子本 1冊
- 延長5(927)年成立 藤原時平等撰
- 大永3(1523)年 卜部兼永写
- 武田祐吉旧蔵
- 國學院大學図書館蔵(デジタルライブラリー)
解説
延長5(927)年成立。『弘仁式』『貞観式』に続く養老令の施行細則。大祓の際、朝廷の官人の前で読まれる大祓詞は巻八・祝詞式に収録[1]。豊葦原の水穂の国の天の益人ら(日本の人々)が罪を犯すことや、その罪を祓うのが神々であることは、式の施行により公表されていたことになる。中世の中臣祓の文言と極めて近似する。
註
- 『延喜式』成立時の祝詞式の原本は現在伝わらず、最古の写本は、平安時代末期写の九条家本(東京国立博物館蔵)である。この武田本は九条家本につぐ古いもの。筆写した卜部兼永(応仁元~天文5(1467~1536)年)は山城平野社の預(神職)で、吉田神道を大成させた吉田兼俱(永享7~永正8(1435~1511)年)の実子。
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