おはらいの文化史 19 御祓大麻おはらいたいま


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解説

 中世以降、伊勢大神宮の御師おんしたちは、各地の道者どうじゃ・檀那を巡り、祓を繰り返し行い祈願した。こうした祓は回数に応じ、「千度祓」せんどばらえ「万度祓」まんどばらえなどと呼ばれた。御祓大麻は祓の時人々に頒布される祓串はらえぐし。串1本を千度祓1回に対応させる例があったようである。箱に串を納めたものは「お祓い箱」と呼ばれ、慣用句のもととなった。

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