考古学資料館所蔵資料の研究



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縄文土器の電子情報化・データベース化
 國學院大學考古学資料館は約10万点の資料を収蔵しており、その内、縄文時代に帰属する資料は3万点以上にのぼる。今回、事業規模にあわせて縄文時代資料の内、縄文土器の完形品339点に限って電子情報化・データベース化を実施した。電子情報化はデジタルカメラによる撮影、フィルムからのスキャニングによる画像データベースを整理した後、簡易検索を行えるACCESSによる暫定的なデータベースを作製した。このデータベースは、あくまで一時的な利用にのみ対応するものであり、将来的には正式な収蔵品管理システムに統合させるものである。また、國學院大學学術資料データベースでも公開している。
考古学資料館縄文土器データベース
考古学資料館縄文土器データベース例言

服部コレクションの電子情報化
 服部コレクションは、平成17年2月、静岡県在住の実業家服部和彦氏の篤志の下、本館に寄贈された考古・神道美術・仏教美術コレクションである。本コレクションは、総数2000点をこえる極めて質の高いコレクションで、その内容は硬玉製勾玉類・石製模造品類、土器類等の考古資料の他、平安時代から江戸時代にかけての仏像群・金銅製懸仏・金銅製馨・独鈷杵・五鈷鈴・羯麿といった多数の密教法具、神像等の神道美術関連資料がある。中でも和鏡は約900面を数え、その質量において本邦屈指のコレクションといえる。
 今回電子情報化を実施したのは900面の和鏡で、図録その他の有効な画像利用を勘案しRAWデータによるデジタル撮影を実施している。撮影後は、Photoshopによる調整の後TIFFデータとRAWデータを保存データとして管理している。


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