おはらいの文化史 30 岡熊臣おかくまおみ『大祓詞塩之八百会』おおはらえのことばしおのやおあい


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『大祓詞塩之八百会』


解説

『大祓詞塩之八百会』図

 岡熊臣おかくまおみ(天明3~嘉永4(1783~1851)年)は石見国鹿足郡の富長山八幡宮とみたけやまはちまんぐう神職であり、平田篤胤ひらたあつたね(安永5~天保14(1776~1843)年)の気吹舎いぶきのやの門人だった。古典や諸学者の著書に学びつつ、神祇に関する独自の所説を著した。本書では、篤胤において明確化した、神祇の問題を世界像と関係づけるという問題意識を引き受け、祓によってはらわれたけがれの行方を空間的に考察している。

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