渋谷学「上空から見たわが街、渋谷のいま・むかし」(小・中学生と保護者への教育)


 若木タワー竣功記念イベント(第2弾)として、渋谷学「上空から見たわが街、渋谷のいま・むかし」を午前10時30分から開催しました。

 午前10時半に、近くの常磐松小学校を中心として、大学近辺の学校の小・中学生および保護者約60名が、若木タワー地下の会議室02に集まりました。佐藤豊氏(渋谷区郷土資料デジタル化保存推進準備室室長)と田原光泰氏(白根記念渋谷区郷土博物館・文学館学芸員)が講師となって、江戸時代、明治時代および現在の地図をパワーポイントで示しながら、渋谷の環境が如何に大きく変化してきたかを説明しました。

 渋谷の各地の今と昔を比較する写真も映像で示されました。常磐松小学校の昔の写真が写されたほか、明治時代には、牛の放牧場があって、毎日新鮮な牛乳が住民に売られていたこと、また、茶畑があったことなどを学びました。子どもたちは、意外な風景の昔の写真を見て、驚きの声を挙げておりました。

 環境問題を考えさせられたのは、水処理や道路の建設に伴い、川が消えて暗渠になったことでした。童謡「春の小川」の題材となった川が、既に地表から消えて、今では、道路の下を流れていることなどを学びました。

 映像で学んだ後、高さ80.6メートルの若木タワー18階の有栖川宮記念ホールに行き、窓から渋谷の現在の姿を確認しました。曇り空で遠景は見えませんでしたが、子どもたちは、歓声を上げて身を乗り出して、窓から自分の家や学校などを確認しておりました。

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