平成20年度以降の取組実施計画


 国学院大学の環境教育プログラム「歴史文化を踏まえた環境総合教育の拠点形成」は、平成18年度及び平成19年度の現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)として採択されました。文部科学省からの補助事業としての活動は、平成19年度の末で終わりますが、平成20年度以降には次のような内容の活動を行う予定です。

 平成20年度以降は、平成18年度および平成19年度に補助事業として展開した環境教育プログラムをさらに充実し、本学が環境総合教育の拠点となるように務めます。環境保全を通しての持続可能な社会の実現は、現代社会の必須なことがらですので、歴史・文化を踏まえて、また、地域及び国際を結ぶフィールドの実践を通して、若者が環境問題を主体的に考えさせる道を開いていきます。また、本学のプログラムを広報して、多方面から評価や助言をもらい、さらに充実を図っていきます。

 平成19年度に、オムニバス形式の総合講座「歴史・文化的視点からの自然との共生」を、全学部の1年生を対象に新設し、前期には渋谷キャンパスで、後期にはたまプラーザキャンパスで実施しますが、平成20年度以降もこの講座を維持・発展させていきます。この総合講座を核として、本学の環境に関する導入教育の充実を図っていきます。

 環境に関する専門教育は、それぞれの学部で充実を図りますが、環境教育研究プロジェクトチームの教員が核となって、学部間の連携を維持して、多面的な視野からの環境教育を実践していきます。また、副専攻「歴史・文化をふまえて環境を学ぶ」で環境問題を学ぶ学生を増やすようにしたします。

 体験的授業により学生が環境問題を主体的に学ぶ契機は、平成20年以降も持続します。この中心は、経済学部のフィールド研究ですが、他の学部でも、さらに充実を図っていきます。

 国際的な視点からの学びは、協定校の留学生を中心対象とする英語特別授業(K-STEP、総合演習の1科目)において、さらに展開を図ります。また、協定校におけるセミナーでの学生同士の意見の交換は、今後も適宜実施していきます。

 平成18年度からE-learningによる教材作成を実施してきましたが、その教材作成を続けていきます。また、作成した教材を、対面授業とどのように組み合わせるかを考えながら、その有効利用を図っていきます。

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